サマータイムの是非。

サマータイム(夏時間)、日本人には馴染みがないものですよね。夏の間、太陽の出ている時間帯を有効に利用する目的で、時刻を1時間早めて、それに合わせた生活を送る制度、またはその早められた時間のことを言います。明るいうちに仕事など、活動をし、夜は早く寝るということから、省エネにつながるとされています。しかし、先日5日に、ある研究結果が発表されました。サマータイムを採用しても期待した程、省エネにはつながらないばかりか、却ってエネルギー消費量を増やしてしまうと。。原因として、サマータイムを採用した場合には日照時間帯を有効に使うことができるため、電灯などのエネルギー消費量を減らすことが可能となるが、その一方、エアコンなどのエネルギー消費量は却って増大するため、全体としてのエネルギー消費量はサマータイムを採用すると拡大してしまうそうなんです。この類の研究結果は2007年にもオーストラリアで出されていたようです。(今回はアメリカのカリフォルニア大学)サマータイムは米国では元々、エアコンが普及していなかった第二次世界大戦中に導入したという経緯があり、エアコンが普及した現代社会においては本来の目的となるエネルギー削減の効果は持たず、却ってエネルギー消費量の拡大をもたらしてしまうということです。時代の流れには合ってないようですね。ちなみに日本でも、1948年から1951年までサマータイムを実施していたようです。(意外ですな)北海道サマータイムなど、いろいろな地域で試みがされてますが、しっかりとしたデータをとった上で実施した方がいいですね。現状、サマータイムは欧米諸国で採用されていますが、省エネもひとつの主要課題として挙がるであろう今年行われる北海道洞爺湖サミットで、このサマータイムの件もひとつ検証、提案されてみては?福田首相?
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アミ:「ちょっと、ちょっと。おいらの飯タイムもサマータイムにしておくれ。」
私:「早くしたって、後でつらくなるだけだぞ。」
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1件の返信

  1. アミまこ より:

    サマータイムの是非、その2。

    政府が導入をしようとしているサマータイム(日が長くなった時期に時計の針を1時間早める)に意外なところから反対が出ました。それは、睡眠学会!学会からの声明よれば、サマータイムを導入すれば、睡眠障害が発生し、不登校や交通事故が増大。省エネどころか1兆2000億円の経済的損失を招く、というのです。移行期の約1週間で国民の約4割に睡眠障害が発生、特に夜型の生活を送る子どもたちは通常より早く起きることに順応できず、不登校につながる可能性が高くなることも言っています。 さらには、睡眠の質の低下により、うつ病患者や自殺者が増えて医療費が増大。注意が散漫になり、交通事故や工場内の事故も増えるということも指摘しています。また、2004年からサマータイムを実験している北海道の企業では、従業員の4割が体調不良を訴えたそうです。主要8カ国において、サマータイムを導入していないのは、日本だけですが、ロシアでは、「心筋梗塞や自殺が増加」ということで廃止案が国会に提出されるなど、近く行われる洞爺湖サミットにおいて、サマータイムの是非は大きく問われるところですね。サマータイムは逆に省エネにならない(アミまこ;サマータイムの是非。)という研究結果まで出てますからねえ。よくよく検証をしてもらいところです。 私:「暑くなってきたし、そろそろ散歩サマータイムか?(散歩時間をうしろにずらす)」 アミ:「どっちでもええよ。ほぇぇぇ・・。」 日向ぼっこで気持ちよくて、どっちでもよくなっているアミちんでした^^ 地球環境が目でみてわかる科学実験―地球温暖化、大気汚染、紫外線、風力発電、省エネまで。

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