パーソナルスペースという名の縄張り。

先日、政治家さんも出席するような交流会イベントで演奏して参りました。多業種にわたる実力者が集まった中での演奏はいつもとは違う緊張感に包まれましたね。座る場所、距離、話し方など、いろいろ気を遣いました。。座る場所、距離と言って考えてしまうのが「パーソナルスペース」。(そう考えるのは私だけ?)心理学をかじったことのある人なら、一度は聞いたことのある言葉ですね。
【パーソナルスペース】(以下PS)
コミュニケーションをとる相手が自分に近づくことを許せる、自分の周囲の空間(心理的な縄張り)
縄張りですから、ここに他人が侵入してくると、人は不快感や嫌悪感を感じます。防衛本能が働いている状態になります。しかし、逆に親しい相手や好意を寄せている相手であれば、容易に受け入れることが出来ます。 人は相手に応じて、その距離感を使い分けているわけですね。
その距離感は大きく分けて4つに分類されます。
1・密接距離(intimate distance) :0cm~45cm・身体に容易に触れることが出来る距離
・家族、恋人など、ごく親しい人がこの距離にいることは許されるが、それ以外の人がこの距離に近づくと不快感を伴う
2・固体距離(personal distance) :45cm~120cm
・二人が共に手を伸ばせば相手に届く距離
・友人同士の個人的な会話では、この程度の距離がとられる
3・社会距離(social distance) :120cm~350cm
・身体に触れることは出来ない距離
・あらたまった場や業務上上司と接するときにとられる距離
4・公衆距離(public distance) :350cm以上
・講演会や公式な場での対面のときにとられる距離
この距離を見て、自分はこの距離よりもっと近い距離感だよと言う人は社交的な人と言えるでしょう。逆は内向的な人ということかな?(社交的な人はスペースが小さい)
生活の中でのPSの例をいくつか挙げてみましょう。
満員のエレベーターに乗り合わせている時に、何となく、表示される階数を見つめた経験はありませんか?これは、本来進入してほしくないPSを他人に犯されているため感じている不快感を、別のものに集中することで緩和させているのです。もうひとつの例が、恋人から、「一緒にいても寂しく感じる」なんて言われたことはありませんか?これは、上の例とは逆のパターンです。相手が親密さを感じる空間に、あなたが入っていないため、相手に寂しさを感じさせてしまっているのかもしれません。
このようにPSという距離感は生活の中で常々生きています。日本人はPSが欧米人より大きい(内向的)とか、女性は円形のPSであるとか、男性は女性よりさらに前にPSが伸びている(卵型)、というような文化や男女別、個々によってPSの形、大きさが変わります。たまに、こう考えながら生活すると、おもしろい世界が見えてくるかもしれませんね^^
ちなみに、男性と女性が向かい合って話をすると卵型の男性のPSだけが女性を囲い込むため、(女性のPSは男性に届かない)男性が必要以上に女性に興味や緊張感を持つという説明もあります(なるほど~)

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アミ:「おれの背後に立つんじゃねえ。」
私:「あ、ごめん。。アミちんのパーソナルスペースだった?、というか、ただの生意気犬やん。。」
雑談力―誰とでも無理なく話せる (アスカビジネス)

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