スポーツも遺伝子レベル。

先日、北島選手が世界新記録を出しましたね。スピード社の水着が話題になっておりますが、その水着を着た選手がおもしろいように記録を出しました。北島選手が「I am the swimmer.」「泳ぐのは僕だ」とプリントされたTシャツを着て、泳ぐのは水着じゃない、自分自身だと、水着騒動に対して訴えるような姿勢を見せていたのが印象的です。北京五輪も間近でありますが、確かにスポーツの祭典の場において、競うのはこれまで鍛え上げた選手自身の能力であって欲しいものです。しかしながら、今回の北京、次のロンドン五輪に向けて問題になっていることがあります。それは、遺伝子ドーピング。ドーピングも、純粋な競争を妨害するものですで、今では、200種類以上の薬に対してのドーピング審査が行われています。新種のドーピング、そして、その審査方法の開発と、イタチごっこ状態のこの問題ですが、この遺伝子ドーピングの登場により、ドーピングを使用する側の勝利でイタチごっこが終了するかも、とも言われています。突然変異により、筋肉が異常に発達していたり、心拍機能が超人的に優れていたりという人はこれまでの選手にも結構いたようです。ただ、いろんな議論(批判)もあるので、それを公表する選手はそんなにいませんでした。この筋肉の突然変異の状態を遺伝子治療のように作り出していまおうというのです。筋肉を発育する遺伝子とそれを抑制する遺伝子の2つが存在するようですが、どうやら、今の技術では、抑制する遺伝子の操作の治療の方がしやすいようです。(マウス実験において)この遺伝子ドーピング、やはり、遺伝子レベルの話なので、検査方法は不可能ではないかとも言われていますが、検査側も必死で、なんとか開発すると言っています。(遺伝子治療は遺伝子をウィルスにのっけって体内に注入します。そのウィルスの足跡のようなものを見つけ出す検査だとか。もちろん、遺伝子ドーピングの副作用もあります。)でも、このように本当にイタチごっこが続くと、運良く検査方法が間に合わなくて、ドーピングの恩恵を受けた選手が勝つようなことも十分ありえます。その逆もしかり。私が思うに、これって、結構不公平な感も否めません。それなら、いっそ、すべての選手にドーピングを開放してしまった方が公平なのではないかと思ったりもします。でも、そうすると国ごとの経済格差、技術格差において不公平感がまた生まれるかもしれませんかね。そうすると、やっぱり、検査側にがんばってもらって、純粋な競争を演出してもらたいと願うところです。う~ん、難しい。。ながながと。。
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アミ:「ずぴ~・・・。」
人間かと思うほどのこの寝顔も突然変異か?
北京五輪もヤバい!? ドーピング毒本 (洋泉社MOOK)

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