やっぱり優先席では携帯電話は使うべきではない?

先日、電車に乗った時、こんなことがありました。優先席のエリアで私がスマートフォンを操作(音楽を起動)しようとしたところ、優先席に座っていたおじさまが私に「ペースメーカーをしているからよそに行ってくれ」とおっしゃいました。私はハッとなり、すみませんと言い、その場から離れました。

 

携帯電話の電波がペースメーカーを誤作動させるという話は昔からされていますが、実際は以下のことが事実です。

 

ペースメーカーへの影響の実験は毎年のように総務省で行われています。2001年の時点で、5cm以内まで近づけた時に影響があるとされた心臓ペースメーカーは68機種中4種、10cm15cmの距離で影響があるとされた心臓ペースメーカーは68機種中1機種のみ。これは第2世代携帯(2012331日完全停波)の実験結果ですが、FOMAなどの第3世代携帯では電波効率の向上によりさらに影響は少なくなるだろうという予測そのままに、1cm2cmまで近づけないと影響がないことが示されています。実質、総務省の見解は「影響は確認されませんでした」または「影響を受けた場合の最も離れた距離は1cm未満であることが確認されました」ということになります。つまり、携帯電話をペースメーカーをしている人の体に密着させない限り、影響はないとのこと。(密着させても影響があるかどうかもわからないレベル)

 

そもそも、携帯電話とペースメーカーとの距離は22cm以上保たなければならない、などの話は都市伝説なのです。

 

ここまでの詳しい情報は知りませんでしたが、実は、携帯電話を数cm以内まで近づけない限り、ペースメーカーへの影響がないことは私は既に知っていました。

 

 



 

 

しかし、優先席のおじさまに指摘された時、「ペースメーカーへの影響はないですよ」と私が説明できるはずもありません。。(おじさまにとってはただの感じの悪い反論にしか聞こえないでしょう?^^;)

 

影響がないのを知りつつ私がその場を離れたのは、ペースメーカーへの直接的影響のことより、携帯で自分のペースメーカーが誤動作してしまうかもしれないという不安感や心的ストレスをおじさまに与えてしまうだろうと考えたからです。

 

上のような実験結果の事実、正しい情報はもっともっとマスコミにお知らせして欲しいと思うのですがねえ。というより、ペースメーカーを取り付けたお医者さんが患者さんにちゃんと説明すればいいだけの話だと思うのですが。。

 

だって、目の前で誰かが携帯電話を使っていて不安になるおじさまの感覚だと、今の街中では常におじさまのペースメーカーは危険にさらされていることになりますよね?

 

常に不安な感じ。
なんだか不憫ですよね。

 

情報はやっぱり大事。

 

でも影響はないにせよ、(ある意味、影響あるか)今後、やっぱり優先席付近で携帯を触らないようにしようと思った出来事でした。

 

ではでは

 

 

確かに携帯使うなって明記されています。でも、総務省は平気って言ってるのになんでだろうねえ?まあ、使うなって書いてあるし、上のことも総合的に踏まえやっぱり使わないのが無難ですね。反省。

 

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