いい匂いだなあ、そうだこれを商標登録しよう、の時代がくる?

音楽制作しようとしてPCを立ち上げるたびに聴こえてくる起動音「ジャーン」。「さて、やるか」と自分のスイッチが入る音のような感覚にもなります。

 

何気なく聴いている起動音(Mac)ですが、これ、商標登録されているんですよね。(日本はまだ音の商標は認められていません)

 

【商標】(特許庁によると)

自社の商品・サービスを他社商品などと区別するために、その商品などに使用するマークをいう。具体例として文字、図形、記号、立体的形状など色々なタイプの商標がある。

商品商標をトレードマーク、役務商標をサービスマークとも呼ぶ。

 

まあ、マーク、つまりはこれだと特定できる特有の目印(商品)ですよね。登録すれば、無断で他者が使用することはできません。

 

日本では、文字商標、記号商標、図形商標、立体商標、これらを組み合わせた総合商標とで、5項目があります。

 

で、、今度、これらに「音」「動き」「ホログラム(立体画像)」「色彩」「位置」の5タイプの商標権が加わりそうなのです。

 

アメリカや韓国では既に認められている「におい」の商標は、日本は今回は見送るようですけど、なんだかわけがわからないですね。特に「位置」とか、、。

 

実はにおいの商標はTPPの交渉の中でも関係してくる話なんですよね。

 

においとかって、主観的な感覚で数値化しずらいですからねえ。裁判になったら、どうやって、判断するんだろ??「これは我が社の独自のにおいだ』とか主張するのかな??笑

 

商標の拡大は、自由 vs 規制とも言えるでしょうか。

 

 



 

 

ダウンロード刑罰化が始まった音楽業界も同じですね。

 

でも、音の商標登録と音楽著作権って、ちょっと被るような気もするんですが、どうなんでしょう?詳しい方、教えてください。w

 

作曲家であり、一応、サウンドロゴなども作ったことのある私としても、とても気になる事柄ですね。作り手として、まったくのコピーをされるのも嫌な一方で、音の商標とかで規制がかかりすぎると創作範囲の制限も出てきてしまいます。(だって、サウンドロゴとか音の数少ないから、それを商標で規制されちゃうと。。)

 

自由と規制、いろいろと考えさせられます。

 

最後に、おまけ。

 

iPhoneのこと、みなさん、なんて呼んでます。「アイホン」や「アイフォン」と言うのがほとんどだと思いますが、実はテレビCMでは「アイフォーン」ってナレーションしています。

 

既にアイホン株式会社に商標登録されちゃっているからみたいです。おもしろですね。

 

何気なく、目にしているもの、使っているもの、実は結構いろんな権利がからんでいるんすよねえ。

 

「小形誠」って、一応商標登録しといた方がいいのかな?笑

 

登録され済みかどうか、商標検索もできるようです。↓
http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_AREA_A.cgi

 

とりあえず、私の名前は登録されてませんでした。(当たり前)

 

ではでは

 

applevsbeatles.jpg

 

Macの米アップル社とBeatlesの英アップル社の裁判は代表的なものですね。今は和解して、iTunesでもBeatlesの音楽を購入することができます。

 

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