反射神経の話。まばたきなんてしてらんない。
二人で簡単なゲームをやってみましょう。
一人(A)が一万円札の端を軽くつまんで宙に浮かします。もう一人(B)はそのぶら下がった一万円札の真ん中あたりを指でハサミを作って、いつでもはさめる状態にしておきます。Aが好きなタイミングで一万円札を放します。果たして、Bは反射神経でその一万円札を落とさずにつかめることができるでしょうか。つかめたら、その一万円札をBがゲットできると仮定しましょう。ちょっとした余興です。笑
結果は
Bは一万円札を手に入れることはまずできない。
ヤマカンでやらない限り、反射神経でやるならば、まず無理です。
人間の視覚的反射神経(見てから手を動かす)時間は平均0.2秒くらい。約20cmのお札を空気抵抗をぬきに落下時間を計算すると、Bは0.12773198271242秒で反応しなければ、お札をつかむことができません。
0.1秒ってホント一瞬ですからね。それは無理ですよ。
ちなみに、ここのサイトで反射神経のテストが簡単にできます。
http://www.spikything.com/games/reaction/
画面にある赤色の●が黄色になったらクリックするという簡単なものです。それを5回連続で行い、平均値を出します。(ヤマカンでフライングをしてしまうとペナルティで1秒ということになります。)
私も最初、ぼんやりとこれをやってみたら、0.4秒…。あれ?おかしい、というか、くやしいと感じ、身を乗り出して本気で再度やってみる。何回か挑戦しましたが、0.2秒の壁は厚いです。。
自分の結果を見て、改めて、上のゲームで一万円札をゲットすることはまず無理だと実感しました。w
アルコールが入るとさらに人間の反応は遅くなるので、酒の席で仕掛けてみたら、おもしろいかもしれませんね。ただし、ヤマカンでやられたら、一万円の保証はできません笑。不安なら千円程度で^^
あ、そうだ、陸上100m走とかでは、スタート合図から0.1秒以内に反応した選手は機械でフライングと認識されるようになっています。0.1秒以内に人間は反応できないという医学的根拠からそうなっているらしい。まあ、これは聴覚の反射神経なので、上の視覚の反射神経とは多少異なるところもあるかもしれませんが、いずれにせよ、0.1秒の反応なんて不可能に近いことがわかりますね。
ではでは
反応や反射神経というと、一応野球少年の私としては野球を想像しちゃいますね。ベースまでは18.44m。160kmのボールだと0.38秒、150kmだと0.41秒、140kmだと0.44秒で到達します。ちなみに、まばたきに要する時間は0.3秒。ふむふむ。