よく考えられて提供されている情報を、私たちはもっとよく考えて受け止めないといけない

【1秒で相手の心を掴む!電通式「見出し術」
http://president.jp/articles/-/21911

 

すべてのことには玄関というか、入り口や接点があります。

 

テレビや雑誌の広告など、世間は電通によって作られたキャッチコピー(見出し)で溢れているのが実情です。
そんな電通の見出し術を学ぶことは、供給する側としても、受け手側としても、とてもためになると思います。

 

具体的なテクニックに注目したのはもちろんですが、私が興味深く感じた部分、、

 

・企画書のゴールは「読ませる」ことではなく「動かす」こと
・「140円のチョコレートです」→「140円だけどカカオを90%使っている」→「140円だけど有名なパティシエがプロデュースした」(この一例からもわかるように、同じ商品のことを言っているのに、宣伝文句ひとつで違う印象、おおげさに言えば、違う商品のようにも感じられる)

 

この記事を読んで、私は「ハイパーボヘミアン」を特集していた深夜のテレビ番組を思い出しました。

 

ハイパーボヘミアンとは、
組織からの自由、場所の自由だけでなく、究極の自由を目指す生き方。「働くのはやめよう」「今すぐリタイアのススメ」くらいにイっちゃってる話

 

ハイパーボヘミアン界のスパースター、ティモシー・フェリスの著書「週4時間だけ働く」は有名な本です。(週4時間で年収500万以上だそうです。)

 

私が観た、そのテレビ番組では、
自然豊かな田舎に移り住んで、一日に1、2時間だけ働くという、夫婦の優雅なライフスタイルを紹介していました。

 

その人の言葉で印象的だったもの(放送ではさらっと流されてましたが)

 

「誰にでも、こういう生活をできる可能性はある。ただ、このライフスタイルを築き上げるまでに、それなりのものを積み上げてきた。」

 

、、みたいなことを言っていました。

 

要は、それなりに努力した結果、今のポジションがあるわけですよ。(ヒョイって、今のポジションにたどり着いたわけではない)

 

・電通の見出し術の話
・豊かな生活を送るハイパーボヘミアンの話

 

どちらも表面部分を切り取ったような話なんですよね。

 

・チョコの味(商品自体)が本質であって、キャッチコピーは入り口や表面にすぎない
・ハイパーボヘミアンになるまでの努力や勉強の方が本質であって、豊かな田舎ライフは表面にすぎない

 

そこで、私が思ったこと、

 

世間は基本、無思考で楽をしたがり。だから、本質を掘り下げず、聞き心地のいい言葉(入り口や表面)にみんな飛びつきがち

 

そういう世間の特性を知っている供給者側は、なおいっそう聞き心地の良いもの(表面)を切り取って掲示していく

電通の見出し術の記事を見てもわかるように

 

切り取る側は日々、受け手を動かすために「どう切り取るかの努力」をしています。それを考えると、
切り取られ提供される側の私たちは、「どう受け取るかの努力」をもっとした方がいいのではないか。

 

「パティシエプロデュースのチョコ!?食べたい!」もいいですが、チョコそのものの味を偏見なく評価したい。「おれもハイパーボヘミアンになりたい!」もいいですが、それになるために必要なこともしっかりと受け止めたい。

 

私たちを動かすための言葉やそういう情報に、ただ動かされているだけではつまらないですからね。

 

ではでは

 

 

料理のレシピ検索する時、「簡単」という文字をすぐに入れてしまう私も、十分に楽をしたがり人間。^^;楽をしようとすると本物から遠ざかるというのも真実かもしれません。

 

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