原爆はどこからやってきたのか。

明日9日は64回目の長崎被爆の日です。
先日、アメリカでとても気になる世論調査の結果が発表されました。

「アメリカ人の6割は原爆は正しかったと考えている」

という内容です。

国民としてのそれぞれの立場があるとは言え、やはり日本人としては、悲しい世論調査結果ですね。(「間違いだった」は22%)ただ、年代が高くなるにつれて、正しかったと考える傾向が強くなるようで、18歳から34歳では、半々に意見が分かれるようです。このことは、少しは救われるかなとも思います。

先日、行われた広島の平和記念式典にこれまでアメリカの代表者は一度も出席していないことに私はとても驚きました。(オバマ核廃絶宣言があったにもかかわらず、今回も出席せず)原爆はアメリカが落としました。でも、それは戦争のせい。戦争をおこした、参加した日本がいけないんだ、、、という発想の経緯であるかどうかはわかりませんが、

こんなことを発想させるような原爆症の認定の補償のニュースはこの時期、より大きく報じられます。(原告者全員救済が決まったようですね)私個人としては、正直、少し違和感を感じます。日本は、戦後これまでに、戦後賠償金として、各国に6565億9295万円(賠償+借款約)+3794億9900万円(在外資産の喪失)+1億6516万円(中間賠償)=1兆362億5711万円もの莫大な額を支払ってきました。南京大虐殺、従軍慰安婦、などなど、様々な過去の問題の対処の度に、反省と謝罪、そして資金を出してきました。加害者が被害者に謝罪、賠償するのは当然の行為でしょう。しかし、考えてみれば、原爆症の原告団は、アメリカではなく、日本に請求し、シベリア抑留されていた人々も、ロシアではなく、日本に請求しています。(国際法上、捕虜として抑留された国で働いた賃金は、帰国時に証明書を持ち帰ればその捕虜の所属国が支払うことになっているというルール、前提はもちろんあるのですが)なにが加害者でなにが被害者なのかが、わからなくなりますね。ただ、言えることは、日本は敗戦国という確固たる事実。これがすべてを決定していると言っても過言ではないかもしれませんね。

ただ、思うのは、同じ敗戦国である、ドイツやイタリアは日本と同じような状況なのかはどうかはわかりませんが、そこにもし差があるとするならば、それは「外交力」の差と言っていいかもしれません。だらだらと私見を失礼しました。ではでは。

 

 



 

 

アミ:「もくとう・・・。」
私:「・・・・。」

 

 

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