暗黙のルールで誰が得をする?

TVの報道などで「政府高官は〇〇と述べた」とか「政府首脳によると・・・」などと聞くことがあると思います。

これは記者(クラブ)と政府関係者との公式ではない雑談の中で出た表立っては言えないようなオフレコを公表する際に、発言者を濁して記事にはするという暗黙の了解があるために回りくどい言い方になっているのです。

政府関係者であることはなんとなくわかるけど、一体誰が話したことなのでしょうか?

 

【政府首脳】

内閣官房長官のこと。
現在、内閣官房長官は枝野幸男氏。

 

【政府筋】

内閣官房副長官のこと。

 

【政府高官】

各省庁の局長クラス。

 

○○省筋】

各省庁の局長未満クラス。

 

【(国名)消息筋】

在日大使のこと。
例えば、アメリカ消息筋だったら駐日アメリカ大使。

 

【総理周辺】

総理秘書官のこと

 

回りくどいので、そのまま、内閣官房長官が言ったとかそのまま伝えて欲しいですよね。

 

 



 

 

政治とマスコミでの暗黙の了解というと100日ルールというものもありますね。これは、新政権が発足してから100日くらいは批判的な報道は控えて、あたたかい目で見守ってあげようというマスコミの暗黙のルールです。これは、アメリカのメディアルールでしたが、日本でもそれに倣おうという流れもあります。でも、これって、暗黙とは言っても、こうやって公になっている時点で、既に暗黙(私たちに対して)じゃないと思いますし、何より、マスコミがすべてを伝えないと宣言しているようで、国民をバカにしているような気もしますよね。

 

最近、後になっていろいろな事実が発覚していますが、私たちの「知る権利」を政府もマスコミも尊重して欲しいと切に願います。

 

ではでは。

 

P.S.6月8日で菅内閣も1年になるんですね。

 

 

 

こうやって見ると、小泉内閣って異常だったと改めてわかる。縦線のような菅内閣の今後は?

 

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