遺伝子は量なのか、質なのか。

ミジンコの遺伝子の数が人間を大きくしのぐことがわかったようですね。

 

ミジンコは約31,000個、人間は約23,000個

 

人間の遺伝子数が一番多いと思われてる方がいたとしたら、その考えを改めた方がいいですね。今回はゲノムのサイズが人間の7%程度にしか満たないミジンコが人間の遺伝子数を超過していたということで大きな注目が集まりました。

 

2004年のデータですが、ゲノムが解析されている生物たちです。(データ元NCBI)

 

ヒト          24,000
チンパンジー      23,000
マウス         27,000
犬           18,500(別サイト参照)
ニワトリ        18,000
フグ          22,000
ショウジョウバエ    14,000
シロイヌナズナ(植物) 30,000
マラリア媒介ハマダラ蚊 15,000
マラリア原虫      5,300
トリパノソーマ(睡眠病)6,000
酵母菌(ビール酵母)  6,000
大腸菌         4,400

 

気付いた方もいるかもしれませんが、2004年段階ではヒトの遺伝子数は24,000個と言われていました。ヒトゲノムが解析完了した当時は35,000個、そして、32,000になり、今では23,000です。ハイレベルの分野なので、時代によって、この数値は変わっていくるのでしょう。そう考えれば、犬やニワトリなどとも、大した遺伝子数の差はないとも言えます。植物の方が遺伝子数が多いことからも、遺伝子数イコール高知能生物、高位生物(定義はわかりませんが)とは言い切れないわけです。(地球上の実権は握ってはいますが)

 

 



 

 

ミジンコは有性生殖と単為生殖(コピー)を使い分けたり、防御のため、自分を変形させるなど、こういった環境適応能力の高さが遺伝子の数の多さにつながっているのではないかと言われています。こういったいろんな複雑な能力を持ったミジンコから見れば、人間の方が単純な生き物に映っているのかもしれませんね^^

 

ちなみに、ヒトの遺伝子のうち75%が犬にも存在し、そのほとんどがマウスにも存在するようです。(チンパンジーなんか人間とほとんど同じ遺伝子だしね)人間皆同じと言いますが、遺伝子レベルで言えば、哺乳類は皆同じと言ってもいいかもしれません。

 

ヒトゲノムの97%はジャンクDNAと言われています。機能が特定されていないDNAってこと。(言葉につられて、機能を成していない、不要なDNAだと誤解しないように注意)

 

97%はまだ未解明。なんか、脳の機能と似ているような。。今後の発見が楽しみです。

 

エビの遺伝子数はさらにすごかった、、、とかとか、そんなニュースも今後ありうるかも?

 

ではでは。

 

 

 

アミ:「遺伝子数で言うと、残りの75%は一緒に食べれる権利があるはずだぞ。」
私:「むむむ。。」

 

 

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