音楽によって味覚が変わる?人間の五感相関関係論。

音と味覚には意外な関係が!100デシベルの店では味がしない?
http://news.mynavi.jp/news/2015/09/08/643/

 

音楽産業は右肩下がりですが、音楽自体は、街中やテレビなど、私たちの生活において溢れかえってます。

 

もしかしたら知らず知らずに、その音楽たちが私たちの味覚を狂わせているかもしれませんよ。

 

研究によれば、100デシベルの音量を超える音楽(BGM)を聴きながら料理を食べた人は、塩味や甘みを感じにくくなったようです。当然、塩味と甘みが感じにくければ、料理の味なんてわからないですよね。^^

 

ちなみに、100デシベルという音量は、ドリル工事、電車が通る時のガード下、目覚まし時計などと例えられます。結構な音量ですよね。

 

この記事の中では、もうひとつ興味深い研究を紹介しています。

 

「パワフルで重厚」「複雑で繊細」「元気ですがすがしい」「メロウでソフト」の4つの音楽を聴きながらワインを飲んでもらって、被験者にその味を表現してもらうというもの。結果、ワインの味の表現は、それぞれ聴いた音楽のイメージに影響されたそうです。

 

記事の最後では「私たちは料理を食べる時、ただ料理の味だけを感じているのではなく、そのお店の雰囲気、におい、音など、料理をとりまく様々なものと一緒に、味を感じているのです。」と締めてます。

 

まあ、そういうことでしょうね。

 

 



 

 

料理は味(味覚)だけでなく、見た目(視覚)、舌や歯ざわり(触覚)、そして、自然音などのBGM(聴覚)も大きな影響を受けるのでしょう。

 

実際、景色が良いところで食べる食事、盛り付けのきれいな食事はおいしく感じますし、気持ちの良い自然音や音楽で料理が美味しくなる感覚は味わったことがあります。

 

そう、私たちは人や物事をトータルの感覚でとらえているのです。

 

今回は、味覚以外の感覚が味覚に影響を与えてましたが、他はどうなんだろう?と相変わらず、すぐに変な疑問を持ってしまう私です。^^;

 

例えば、

 

視覚以外の感覚が視覚に影響を与える。
(音楽によって映画のシーンの見え方が変わる)
嗅覚以外の感覚が嗅覚に影響を与える。
(見た目がグロいと匂いも嫌な感じになる?)
触覚以外の感覚が触覚に影響を与える。
(歯を削る音を聞かせながら、針で肌をつついたら、気絶する人もいるでしょう笑、あと、ホラー音楽を聴かせながら、後ろから冷たいものが触れたらびっくりする人もいるでしょう笑)

 

最後に、
聴覚意外の感覚で聴覚に影響を与える。

 

音楽家の発想のせいか、ここまでの例えが聴覚のものばかりですよね。苦笑
でも、改めて、音や音楽って(聴覚)、どの感覚へも簡単に影響を与えやすいものだと思うんですよね。言い換えるなら、簡単に他の感覚にフィルターをかけてしまう感じです。悲しみのフィルター、喜びや怖さのフィルターとか。(視覚のようなスーパースターにはなれないけど、スーパーサブって感じ。もちろん、ひいき目入ってます。笑)

 

じゃあ、実際、そんな聴覚は他の感覚に影響を受けるのか考えてみたのですが、意外に難しい。。視覚で、触覚で、嗅覚で、味覚で、音の聞こえ方って変わるかな?と。

 

悲しい音楽はどれだけ楽しげの風景でも、悲しげに聴こえると思いますし。その逆もしかり。

 

うーん、、と思いつめた結果、ひとつ思いつきました!

 

視覚が聴覚に影響を与える例えです。

 

それは、かっこよく演奏する人の音楽、いや、もっと言えば、かっこいい人がやっている音楽、歌っている音楽。これらも、聴覚以外の感覚で聴覚に影響を与えている、ひとつの例になるのではないでしょうか。少し違う視点。笑(実際、アーティストの見た目って、重要ですからね。アイドルとかその典型)

 

聴覚以外の感覚で聴覚に影響を与えるケース。

 

私の場合は結構、苦戦しましたが、何か思いついた人がいましたら、教えて下さいね。(他の五感の例は結構簡単に思いついたんだけどね)

 

とにもかくにも、
人間は、トータルの感覚で物事をとらえているってことがよくよくわかりましたね。

 

あ、最後にひとつ、大音量だと塩味と甘みが感じにくくなるのなら、自信のない料理を出すときは、BGM大きめにしておきましょうね。料理家のみなさん♪(私もひとつの手段として覚えておきます。^^)

 

ではでは

 

 

写真のこんな人はもしかしたら味オンチかもしれませんね。今思い返せば、野球観戦でのビールやおつまみ、ライブ会場での食事も、味をしっかり味わえていなかったような気がします。映画館でのポップコーンだって、味わえてないでしょ?みなさん笑。五感の影響や変化を、五感相関関係論なんて、大それた感じで語りましたが、単純に、そのとき意識がどの五感に行ってしまっているかという見方もできますよね。

 

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1件の返信

  1. アミまこ より:

    高音の音楽を聴くと、食べ物が甘く感じる:研究結果

    高音の音楽を聴くと、食べ物を甘く感じる:研究結果http://wired.jp/2016/07/13/senses-talking-behind-back/前に私、こんなブログも書きましたよね。音楽によって味覚が変わる?人間の五感相関関係論。http://gata.blog.so-net.ne.jp/2015-09-11前のブログでは音楽の音量が100デシベルを超えると、塩見や甘みを感じにくくなるというような内容を紹介しました。今回の音楽と味覚ネタの内容は、、「高い音の音楽は甘みを引き出し、低い音の音楽は苦味を引き出す」、、だそうです。これを「ソニック・シーズニング(音による味付け)」と呼ぶそうです。これらの作用を利用するならば、料理を提供した後になって、塩味が薄すぎたと気付いたなら、高い音の音楽をBGMにする。苦味がもっと欲しいなと思ったなら、低い音の音楽をBGMにする。「あぁ、この料理は失敗だ」と感じたなら、大音量のBGMにすればいい。(塩見と甘みがなけりゃ、味なんてわかんないからね)、、のかもしれません。笑文字に色を感じるなどの一部の人にみられる「共感覚」とは異なり、このように、ある感覚が他の感覚にも影響を与えるという「多感覚知覚」は誰もが経験するものです。優雅な景色(視覚)とゆったりとしたBGM(聴覚)が料理をよりいっそうおいしくさせる(味覚)というようなことは誰もが経験したことがあると思います。少し余談ですが、かき氷を食べて頭が痛くなるのは、冷たいと感じる脳神経と痛覚を感じる脳神経が近くにあるために相互作用してしまうからという話があります。やはり、脳神経は網の目のように広がっているわけですから、互いの感覚が作用し合うというのは、こういう点から考えても、わかるような気がします。だから、音楽(聴覚)によって、味覚はもちろん、視覚や嗅覚、触覚にも影響を与える可能性はあると思います。(今後、どんどん解明されていく?)それは他の五感も同様のことが言えるでしょう。何事もそうですが、こんな感じで複合的な要素の結果として、解が出ることは多いですよね。多感覚知覚はまだまだこれらか色々解明されるでしょう。それらの情報をいち早く拾って、私たちは活用していきたいですね。とりあえず、現状、私たちは上で言ったような感じで、料理を作り終わった後のリカバリーとして音楽を活用をしていけたら、最先端情報を活用できているということで、一歩先…

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