「手が冷たい人は心が温かい」の真相。

「手が冷たい人は心が温かい。」これ、たまに耳にします。誰が言い出したのかはわかりません。私の最古記憶は「冬物語」という漫画の中でこの言葉を見ました。(知ってる人は教えてください。)もちろん、科学的根拠はまったくありません。おそらく、手の冷たい人が言い出した言葉であることは容易にひねくれた推測ができます。まあ、おもしろいので、なんで、そういう言葉が生まれたのかという話を何個かご紹介してみましょう。(こぎつけ感が多いですが)
まず最初、昔は暖房施設が無かったので、冬の水仕事はとても辛く、手は氷のように冷たくなりますが、これは人のために尽くす水仕事ということで、手が冷たいのは、心が暖かい、奉仕の精神を持ったという人という論理。逆に、暖かいのは、人のために行なうことの嫌いな人という発想。→現代時代背景にはまったくあてはまりません^^
次、2つめ、ストレスを感じると指先は冷たくなるようです。周囲に気を配るような人は気遣いの人=ストレスの感じやすい人という発想で手が冷たいということ。→ストレスを感じながら気遣いをしてる人が本当に心が温かいとは言い切れない気がします。
次。3つめ、手や足にかく汗を精神性発汗といい、そういう人は緊張感が高い人であったり、敏感な人だったり、びっくりしやすい人、つまりは、気を使いやすいから、手に汗かいて、手の温度が下がるという発想。→こういう人は気を遣いすぎてエネルギー消耗が激しい人であり、心が温かい以前の問題として、不安やうつ状態に陥る可能性が高いという話も。足がくさい人=気遣いの人という話とこれは同じ話でありますが、くさい人って心温かいのかというのも微妙であります。
ちなみに、中国、上海では「手が冷たい人は心も冷たい」韓国では「手が温かい人は、心が冷たい」という日本と同じような発想。フィリピンでは「手の温度でそんなもん判断できない」ということで、この言葉は万国共通ではないのです。なおさら、不明確な言葉でありますね。(さっきの誰が言い出したかというのも日本人じゃない可能性もありますね)
まあ、手の冷たい人に対して、こういう言葉を、話べたな人には「話べたは思考の力に優れる」というような言葉を与えるように、心地よいコミュニケーションをとるひとつの手段として、こういう言葉を捉えた方がいいかもしれませんね。ちゃんちゃん。
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肉球!肉球!アミちんのおててはぷにょぷにょであったかいのだ。
もちろん、癒しのアミちんは、冷酷ではなんでもありません。
アミ:「ほぇ?」
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