吉野家とアメリカのための輸入再開。

ワールド杯や日銀福井氏のことで賑わっている中、あえて違う話題を。肉です、肉。牛肉です。7月末にも米牛肉輸入が再開される模様です。私個人としてなんとも納得のいかない話です。しかも、韓国との対応の差にまた首をかしげる思いをさせられます。その差を少し紹介すると、輸入再開の条件において、日本は「米国の認定施設を事前調査するが、不適切だと指摘しても米国の施設認定を拒否できない」みたいですが、韓国は「米国の指定施設を韓国が現地点検し、自主的に輸出施設として承認できる」というものになっております。(日本いいなり?日本の主体性は?)また、出生記録についても、日本は「なし」でOK、韓国は「米国で出生飼育されたものは必要」となっております。(日本であれだけ狂牛病の感染ルートを必死に追究していたのに・・。)そして、特定危険部位は両国とも輸入できないのですが、内臓については日本は「可能」で、韓国は「除外」だそうです。最後に、米国産牛肉に新たに問題が発生したり、米国内でBSE感染牛が再発見された場合、日本は「科学的根拠がなければ輸入停止しない」が、韓国は「状況が悪化すれば輸入中断する」となっています。(・・・・・・)安全性や再開条件などを審議してきた内閣府食品安全委員会のプリオン専門調査会の専門委員12人のうち、半数の6人が「政府主導に納得できない」として辞任したり、アメリカの施設を視察してきた厚生労働省などの国会の提出された報告書が数十ページに渡って黒塗りされている状態だったり、おかしいことばかりであります。さらに、首相は輸入再開合意を受けて、こう語ったようです。「米国産が良いのか、日本産が良いのか、それぞれの好みもある。値段も高い、安いがある。さまざまな観点から、安全、安心どちらを評価するのか。それは個人の選択の問題だ。」自己責任とは今の世の中よく言ったものでありますが、その前に一国の主としての責任(国民を守る)はどこにいったのでしょうか。日米の友好状態を保つためとして、外交上のかけひきがあるとしても、これはなぁぁ・・。


アミ:「どんな悪も、おいらは見逃さないぜ~!」
、、と言いながら、タンスの下に転がっていったピーナッツを必死に取り出そうとするアミちん。
私:「無様な・・・・。」

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