愛とはなんぞや?

大河ドラマでは今、直江兼続がやってるんですよね?(一度も見たことないですけど。。)兜に「愛」という文字を掲げていますが、これは、現代でいう「愛」とは異なることはご存じで?キリスト教が伝来するまで、今のような意味の「愛」は日本にはありませんでした。じゃあ、直江氏が掲げてた「愛」ってなにか。仁愛や愛民というのは俗説にすぎず、歴史的背景(上杉謙信が毘沙門天の信仰を表した「毘」を旗印にしていたように、神名や仏像を兜や旗印に使用することが多かった)から、「愛染明王」や「愛宕権現」の信仰からきているのではないかと推測されています。ちなみに、愛染明王という信仰対象は、今の愛でいうところの忌み嫌う「愛欲」や「煩悩」を受け入れるような信仰内容だったようで、そういう本能そのものを向上心に転換させろというような内容だったらしいです。確かに、昔の日本の「愛」は「性愛」を指すことが多いので、この辺もなんか合致しますね。(だからと言って、直江氏の掲げる愛がそのまま、そういう内容につながるわけじゃないようです)
ちなみに、今のような「愛」はキリスト教伝来時に入ってきましたが、その時代の日本は愛は性愛を示していたので、(性愛を忌み嫌う)宣教師は愛という言葉を使わずに「ご大切」と言い換えていたようです。そして、実際に「愛」が広まったのは、明治以後。新しい訳の聖書がきっかけになっているようです。なにはともあれ、私たちは、生まれたときから西洋かぶれってことですね^^歴史って、おもしろいですね。ではでは。

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アミ:「生れながらの西洋かぶれめ。」
私:「生れながらの毛だらけめ。」
アミ:「う・・・、ふん。」
たまにいじめてみたくなるかわいいアミちんでした^^
直江兼続101の謎 (PHP文庫)

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