角川会長逮捕から考える、関係者逮捕と作品への影響の線引き
【角川歴彦容疑者逮捕で今後の映画製作に影響も⋯関係者「出資控えるスポンサー出てくる可能性はある」】
https://hochi.news/articles/20220914-OHT1T51266.html?page=1
・東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事・高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=側に約6900万円の賄賂を渡したとして、贈賄の疑いで出版大手KADOKAWA会長の角川歴彦(つぐひこ)容疑者(79)を逮捕
・角川容疑者は、主に大作で「製作総指揮」などの肩書で参加することもあり、企画段階の作品や来年以降に公開を控える作品については「作品への出資を控えるスポンサーが出てくる可能性はあるかもしれない」と関係者が語る
以上、記事引用参考
関係者逮捕と作品への影響の線引き
連日、五輪汚職事件が報じられていますが、個人的には、「まあ、ありうるよね」という感じで、あまり驚いてはいません。ちなみに、11月から開催予定のサッカーワールドカップ、カタール大会も、贈賄、汚職問題で騒がれていて、この前、フランスの新聞が「ワールドカップの報道はしない!」とボイコット宣言してました。
悲しいかな、大きなお金が動く大会に汚職はつきものと思っています。本当は、こんなことが当たり前という感覚や世界がおかしいのですが。。
話は戻って、角川容疑者の汚職事件。
角川映画がこの事件の影響を受けるかもしれないという話です。
SNS上でも話題になっているのですが、
作者や、作品に携わっていた関係者が逮捕される→作品が興行停止、作品がお店からなくなる
、、というようなことが、これまでよく発生していました。(私、個人的には、この流れには基本的には反対です。その他の関係者がかわいそうすぎる)
そして、今回、作品の関係者は関係者でも、Top of topのような人が逮捕されたわけです。さあ、角川作品たちは今後、どうなってしまうのでしょう?という話です。(関係した作品すべてが、、?)
監督や俳優、ミュージシャの逮捕とは違ったレベルの逮捕です。関係者におけるTop of topですよ。
今までの流れで社会的な懲罰をするならば、かなり多くの作品に影響が出る可能性があります。
でも、これを機に、いい加減、線引きを冷静に考えませんか?考え直しませんか?と私は思います。
話を広げて考えると、
日本人は良くも悪くも連帯意識、連帯責任の感覚が強いです。
今回のような芸能・音楽・クリエイティブ系の関係者の犯罪については、悪い方向で、その感覚が働いてしまっているような気がします。
たとえば、変な話ですが、
掃除機を開発したメンバーのひとりが犯罪を犯しました。
はたして、そのメーカーはその掃除機の販売を停止するでしょうか?
こういう例を出して考えてみると、
芸能・音楽・クリエイティブ系は感動だったり、感情に訴える産業でもあるから、社会的制裁を行う側も感情的になりやすいのかな?と想像もしてしまいます。
私、個人的には、作品に罪はないのですから、基本的には犯罪を犯した本人だけを罰すればいいのではないかと思っています。
あなたは、この問題、どのように考えますか?
ではでは
犯罪者になった子どもの親。犯罪者になった親の子ども。犯罪者になった社長の会社の社員。犯罪者になった社員の社長。などなど、犯罪とその影響の線引きはよくよく考えないといけない問題です。