言語=文化、考え方、概念。言語消滅、言語保存、言語解読の意味

【「言葉を失えば文化・考え方を失う」消滅危機のレズギ語を守ろうと一人の男性が奮闘】
https://newsphere.jp/culture/20170907-3/

記事によれば、、、

 

・レズギ語を話す人は世界中で約80万人
・UNESCOによって「消滅危機言語」に分類される
・一人の男がYouTubeに地元の歌や早口言葉などの動画をアップして、言語を守ろうと奮闘

 

、、、以上記事引用参考。

 

記事の中で言っている、「言葉を失うことは、文化そのものや考え方を失うことだ」というのは、本当にその通りだと思います。

 

【世界各地に存在する3400以上の「消滅危機言語」をまとめた世界地図】
http://dailynewsagency.com/2017/04/29/endangered-languages-world-one-cool-eum/

 

ある意味では、言語消滅を促進しているGoogleが、罪滅ぼしなのか何なのかわかりませんが、消滅危機言語保存プロジェクトとして「Endangered Language Project」たるものを2012年に開始しました。(消滅言語を記録することで、文化的な多様性を保存)

 

そのプロジェクトが製作した消滅危機言語世界地図です。

 

日本にも「八丈語」(はちじょうご)という消滅危機言語があるようです。初めて知りました。

 

 



 

 

こういう言語消滅問題を見ていると、

 

「世界をひとつに」とか「ひとつになる」とか言うと、なんかとても良いことのような気がしますが、考えようによってはそうでもないのかもしれませんよね。画一的になってしまったり(多様性がなくなったり)、もっと言えば、同調圧力の一因になることだってありえます。

 

良い意味での「ひとつになる」とは、たぶん、違い(多様)を認め、互いに理解し合うことだと私は勝手に思います。

 

多様性を保持しながら、理解し合い、ひとつになるためには、やはり、消滅言語保存活動というのは大事になってくるのかもしれません。

 

そうそう、そういえば、今日は太陽フレアが地球に到達しましたね。また地球消滅話が盛り上がったりしそうですが、そういう話になると、マヤ文明の予言とかがよく話題に出てきます。マヤ文明の言語だって、ある意味では消滅言語ですよね?(エジプトとかの昔の言語も)それを一生懸命、解読しようとしている現代人の姿を見ると、今の消滅言語保存プロジェクトはなおいっそう意味のあるものに思えてきます。^^(言語が理解できれば、ある意味、過去の人間との会話ができるわけですから)

 

ちなみに、記事によれば、方言と言語の違いは「お互いに通じるか通じないか」「地理的なつながりの中で連続的に変化している」が重要なポイントみたいです。その観点からすると、日本は多言語国家とも言えるようです。

 

もしかしたら、今のうちに方言保存プロジェクトも始動しておいた方がいいのかもしれませんね。^^;

 

以上、消滅危機言語の記事に触れ、つらつらと思いのまま書いてみました。

 

ではでは

 

 

【「ヴォイニッチ手稿」を解読する試み、「世界一ミステリアスな本」には本当のところ何が書かれているのか?】
http://gigazine.net/news/20170907-voynich-manuscript-solution/
知る人ぞ知る、あのヴォイニッチ手稿の解読も本格的にされているようです。言語の消滅は、ある意味では「概念」の消滅とも言えると思います。(今、そんな映画やってたっけ?^^)逆に言えば、解読できる言語が増えれば、もしかしたら、今の私たちが持たない概念が増える?生まれるということもあるのかもしれません。(ヴォイニッチ手稿は結構やばそうなことが書いてありそうだと勝手に推測)

 

おすすめ