記録に残る時代の中で記憶に残そう。
宇宙の大きさ知っていますか?
宇宙は137億年前に誕生したと言われています。だからといって宇宙の大きさは半径137億光年の球体だって言うのは間違いです。137億年光年彼方の光はあくまで地球から見える光であって、地球が宇宙の中心であるわけではないので、そう考えるだけで半径137億光年という考えが間違いだということがわかります。そもそも球体かどうかもわかりませんし、宇宙の膨張スピードは加速しているということからも宇宙の大きさなど計算できようがありませんよね。今の段階では宇宙の大きさはわからないと言うのが正解でしょう。
前置きが長くなりましたが、実は、私たちも毎日のようにある種の宇宙を作り出しています。
big deta(ビッグデータ)
情報通信技術の革新、特にインターネットの発達に伴って爆発的に増加しているデジタル情報全体のことを指します。デジタル宇宙とも言われています。(ソーシャルネットでのやりとり、写真、メールなどなど蓄積されるデータ)
昨年一年間に生成または複製されたデータ量は1.8ZB(ゼタバイト)
聞き慣れない単位ですよね。
キロバイト(KB) 10の3乗=1000バイト(400字詰め原稿用紙)
メガバイト(MB) 10の6乗=100万バイト(フロッピーディスク)
ギガバイト(GB) 10の9乗=10億バイト(CD)
テラバイト(TB) 10の12乗=1兆バイト(高性能ノートパソコンのハードディスク)
ペタバイト(PB) 10の15乗=1000兆バイト
エクサバイト(EB)10の18乗=100京(けい)バイト(グーグルの月間データ処理量)
ゼタバイト(ZB) 10の21乗=10垓(がい)バイト(世界全体のデータ量)
やっぱりピンとこないですね。。
とにかくすごいデータ量です。
1.8ZBというデータ量は5年前の9倍の量。そして、データ量は今後2年ごとに2倍というペースで増え続けると予想されています。(まさに宇宙のように膨張?)
ビッグデータはGoogleなど、プラットフォームを提供している組織が主に活用することになるわけですが、ビッグデータの活用に関しての功罪はいろいろと議論されています。
例えば、「インフルエンザの症状」「インフルエンザの治療」という言葉をGoogleで検索する人が急増した2~3週間後に、病院に駆け込むインフルエンザ患者が増えたことがわかった、というような話は、ビッグデータによっていろいろな予測や予防の可能性を示しています。
一方、マイナス面としてわかりやすいのは、膨大な個人情報を扱うという点でのプライバシーの問題ですね。
プライバシーの問題はtwitterなどのソーシャルネットワーク化でなおいっそう問題視されています。twitterの書き込みの履歴を見れば、その人がどこに住んでいるかを導きだすことができるという話を聞き、ちょっとこわくなった私です。
電話、メール、ソーシャルネット、などなど、私たちは常にデジタル宇宙を作りだしています。言い換えると、今の時代、デジタル宇宙という「第三者」が間に入って他者とがつながることの方が多いかもしれません。なんだか変な感じですね。
でも、先日、仲間達と丹沢にキャンプに行き、はしゃいできて思いました。
今の時代は、上記のように簡単に「記録」がどんどん残る時代。残せる時代。でも、「記憶」に残る時間はやっぱり人と人とが触れ合うことで生まれるのだと。
パソコンの性能はもちろん、容量(記録できる量)もどんどん増えてきています。
負けずに、私たち自身の楽しい思い出という記憶もどんどん増やして行きたいですね。^^
そんなふうに思ったのでした。
みなさま、「記憶」に残るGWを!
ではでは。
楽しかった丹沢キャンプ。朝まで火をともし、食って飲みまくりました^^おかげで私は煙で薫製状態。まだ、なんとなく髪が煙くさい??