価値というものはとらえにくい。

1ドル80円台という、円高のニュースが連日伝えられていますが、悲観論だけ唱えていても仕方ないですよね。。海外旅行に行かれる方とかはものすごい得にもなりますし、悪いことばかりではありません。トヨタなどの製造外需企業にとっては大打撃ではありますが、円高をおおいに利用している企業も実は結構あったりします。アサヒビールがオーストラリア3位の飲料メーカーを買収したり、楽天もアメリカの通販サイトの企業を買収してます。日本企業による海外企業の買収件数は前年の同期の2割増しという結果からも円高の影響が大きいことが伺えます。(引用:http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100902/216083/)安く海外企業が買えちゃうわけですからね。急激な円高は問題だと思いますが、円の価値が上がること自体は、悪くはないことなのです。菅首相との議論の中で小沢氏は「円高のメリットを活かして、資源のない日本が海外の資源に投資するチャンスだ」と指摘しているようですが、これはなかなかいい意見だと思いました。抑えられるデメリットは抑えて、活かせるメリットは活かしていかなければならないと本当に思います。

 

貨幣価値は日々、世界情勢によって変わります。なかなか貨幣の価値をとらえにくい部分があると思います。少し話は変わって、おもしろいデータがありましたのでご紹介。

 

アメリカの週刊誌が行った調査で世界のマクドナルドのビッグマックがいくらで売られているかというものです。(2008年データ)

 

基準 アメリカ  3.57ドル

1位 ノルウェー 7.88ドル

2位 スウェーデン6.37ドル

3位 スイス   6.36ドル

4位 デンマーク 5.95ドル

5位 アイスランド5.97ドル

6位 ユーロゾーン5.34ドル

7位 ブラジル  4.73ドル

8位 ハンガリー 4.64ドル

9位 イギリス  4.57ドル

10位チェコ   4.56ドル

25位韓国    3.14ドル

30位日本    2.62ドル(280円)

42位中国    1.83ドル

44位マレーシア 1.7ドル

 

 



 

 

意外にも日本が世界的に見てリーズナブルな値段であることがわかります。ヨーロッパが上位に多くランクインしているのは、消費税などの税金が高く含まれていることも大きな要因のひとつでしょう。(デンマークじゃペットボトルのミネラルウォーターが200円以上したりしますからね)それぞれの国においての材料費や人件費、光熱費などのいろいろな要素も絡んできます。(ブラジルも意外でした)(詳細は引用元をどうぞ:http://www.tmu.co.jp/feature/data06.html

 

円高だからといって海外旅行に出かけて、例えばヨーロッパでビッグマックを買って食べたりすると実は損しているようなことにもなるのかもしれないですね^^(日本で買った方がお得という、なんだからおもしろい話です)

 

まあ、変動する貨幣価値がとらえにくいということを先ほども言いましたが、国ごとによる、商品ごとによる価値もこうやって異なってくるので、円高だからなんだかんだと騒いでも仕方ないのかなあと思ったりもするのでした。(円高ショックを受けていらっしゃる方すみません)

 

ではでは、安くビッグマックを買いたければ、とりあえずマレーシアに行けという話でした^^(交通費考えるなら最寄りのマクドナルドへどうぞ^^)

 

 

アミ:「ビッグマック〜〜!!!?」(よだれ)

私:「こ・こわいんですけど。。」

 

 

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1件の返信

  1. アミまこ より:

    iPhone指数から見えてくる?恵まれた日本の姿。

    もっともiPhoneが高い国は?日本の安い物価が意外にも判明か…http://www.gizmodo.jp/2016/01/iphoneUBS.htmlビックマック1個を買うために、どのくらい働かなければならないか。これをビッグマック指数と言います。確か、だいぶ前にブログでも紹介したことがあるような、、価格というものはとらえにくい。http://gata.blog.so-net.ne.jp/2010-09-06ちょっと、違いましたね。^^;今回の記事は、iPhoneを買うためにはどれくらい働かなければんらないかという数値を世界各国の都市で調査したようです。ワースト5は、、1位   ウクライナのキエフ 627.2時間2位タイ インドネシアのジャカルタ、ケニアのナイロビ 468時間4位   インドのデリー 360.3時間5位   エジプトのカイロ 353.4時間トップは、、スイスのチューリッヒ 20.6時間 そのほか、ニューヨークの24時間、東京だって40.5時間と世界でもトップクラスです。(でも、ニューヨークと2倍近く差があるのね。。)なんだ、日本の物価って、そんなに高いわけじゃないんじゃん、、と安易に考えるのはよしましょう。^^;これ、そもそも、記事のタイトルがおかしいと私は思うのです。これは物価を比較しているんじゃなくて、それぞれの国や都市の労働価値を比較しているんじゃないでしょうか。この調査は代表的な15の職種の平均給与から割り出されたものです。たとえば、日本の道路工事に従事する人と、ウクライナの道路工事の人とでは、15倍くらい賃金差があるわけです。同じ職種なのにですよ。。こう考えると、日本って本当に恵まれた国だなと思います。物事の価値はお金や時間だけではかれるものではないと思います。あえて言うならば、生み出した成果や結果の方が価値があるでしょう。少々、極論かもしれませんが、私たち日本人はウクライナの人たちに比べ、15倍もの価値を生み出しているのでしょうか。世界の中でトップクラスの価値のある労働をしているでしょうか。そんなはずはないと思いますが、せめて、その分、ありがたみを感じながら働けたらなと思った、この記事を読んだ私なのでした。(感謝とプライドを持とう)それにしても、ビッグマック指数だったり、今度はiPhone指数ですかい。次はスタバ指数とかかな?笑アメリカ基準じゃない指数はいつ生まれるのでしょうか。…

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