AIと人間の共同作品が一番高い評価という研究結果。今後のクリエイティブにおいて、AIと人間の関係性を考える

【”AI俳句”の美しさは人の作品と同等 AIと人間の共同作品は最も美しい 京大研究】
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2211/08/news085.html

 

・AIが単独で作った俳句は人間の作品と同じぐらい美しく、AIと人間が共同作業した句はさらに美しい(研究結果)

AIとともに創作することで従来よりもクリエイティブな作品を生み出すことのできる可能性を示唆

・人間かAIか当ててもらう実験も行ったが、参加者は人間の作品かAIの作品かを見抜くことができなかった

・一方で、「AIが作った」と参加者が思った俳句ほど、美しさの評価が低くなることも判明

 

 

以上、記事引用参考

 

 



 

クリエイティブにおいて、今後のAIと人間の関係性を考える

 

今後、人間とAIはコンビを組むようなことになると、これまでのブログで何度も書いてきましたが、今回の研究は、クリエイティブにおいて、人間とAIがどういう形でコンビを組むべきかを考えさせられるものだと思います。

 

今回の研究は、

1、AIのみで作った俳句たち
2、AIが作り、それらを人間が選びだした俳句たち
3、歳時記に掲載されている、人間が作った俳句たち

これら3つの作品グループを評価した(被験者に評価してもらった)のですが、

 

順位は、2が最高評価で、1と3は同等の評価だったということです。

 

つまり、AIと人間の共同作品が一番、評価が高かったことになります。

まあ、 AIと人間のいいとこ取りをしたと考えれば、当然の結果とも言えるわけですが、私は、AIと人間の共同作品は、違うパターンも考えられるのではないかと思いました。

 

それは、

今回は、「AIが作り人間が選びだす」ですが、

「人間が作りAIが選びだす」パターンの共同作品もありうるのではないかということです。

 

人間のやることをAIが数値化したり、評価することは、様々な分野でも行われています。今回のようなクリエイティブ分野でも、適用できる考えなのではないでしょうか。

 

ということで、もしも、今後、同様の研究をする場合は、

「人間 only」
「AI only」
「AI(作る)→人間(選び出す)」
「人間(作る)→AI(選び出す)」

の4パターンの作品で、比較し、評価してもらいたいですね。

 

この4つの力関係が今後どうなっていくのか注目です。(今は「AI→人間」が頭一つリードですが、今後、断トツになるのか、他が追随するのかどうか)

 

また、作っているのがAIだとわかると、その作品の評価が下がるというのは、気持ちの面でわかる気がしますし、これも大事なポイントです。

 

4つの力関係、そして、それらの製作者をどこまで開示していくのか注目ポイントであり、大事なポイントです。

 

そして、

これからの未来において、自分自身が、4つのグループにおいて、どこで活動していくか、ということも、よく考えていかなければいけないのかもしれません。

 

ではでは

 

 

バレたら評価が落ちるという点で考えれば、人間界にゴーストライターがいるように、AI界でもゴーストライターは生まれそうですよね。^^

 

 

 

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