スマホを見るだけで、うつ病を診断する技術。ネガティブシグナルもいいが、ポジティブシグナルも。
【うつ病をスマートフォンを”見るだけ”で検出、新たな技術が秘めた可能性】
https://wired.jp/article/new-ai-tools-detect-depression-from-pupils-and-facial-expressions/
・スマートフォンを活用して瞳孔の反応や顔の表情からうつ病の兆候を検出できる技術、「PupilSense」というシステムを、米国の研究チームが開発
・最も正確なバージョンのモデルでは、うつ状態を認識していると自己報告した時期を76%の精度で特定できた
・うつ病の兆候を検出するための従来のAIツールは、専用のデバイスを装着しなければならないものが多かった。普段通りにスマートフォンを使うだけで作動するPupilSenseとFacePsyの技術は、誰でも簡単にうつ病を診断できる新たなツールの実現に向けた第一歩
以上、記事引用参考
ネガティブシグナルだけでなく、ポジティブシグナルも
記事の中でも書かれているように、世界人口の4%に相当する約3億人が何らかのかたちで、うつ病に苦しんでいると推定されています。
一時的なうつ状態を含めれば、もっと割合は高いのではないでしょうか。(うつな気分になることは誰にだってありますし)
PupilSenseというシステムは、10秒の連続写真を撮影することで、ユーザーの瞳孔の大きさを計測し、瞳孔の反応からうつ病の診断をするようです。
精度は76%ということですから、なかなか高いですね。
ただ、うつ病と診断されたけど、その診断が外れた24%の人のことを想像すると、複雑な気持ちにもなります。(外れてても、診断された、うつな気分になりそう^^;)
よく言われる話ですが、
会う人、会う人に、「あなた、今日、顔色悪いね、大丈夫?」というようなことを何回も言われ続けると、言われ続けた人は本当に体調を崩してしまうという話があります。
それはつまり、それほどまでに、
人間は、言葉やシグナルに敏感に反応するし、影響を受ける生き物
、だということです。
今回のお話は、
「うつ病かもしれない」という診断やシグナルですが、
「〇〇かもしれない」という診断やシグナルを示す、アプリなどのテクノロジーは他にもたくさんあると思います。
しかし、そのほとんどは「病気かもしれない」というような、ネガティブ系統の診断やシグナルだと思います。
もちろん、
そういう診断やシグナルによって、予防や改善に持っていくことはとてもいいことです。
ただ、しかし、
ネガティブ系統の診断やシグナルもいいけど、
ポジティブ系統の診断やシグナルを出すようなシステムも、もっと出てきて欲しいと個人的に思います。
たとえば、
「今日はいい日になりそう!」「今日は調子いいよ!」みたいな。笑
想像すると、それだけでちょっと気分が上がると思いませんか?^^
改めて、
人間は言葉やシグナルに敏感な生き物です。
ネガティブ系の診断やシグナルもいいですが、
ポジティブ系の診断やシグナルも増えてきたらいいですね。
スマホでうつ病診断の話から、そんなことを思いました。
ではでは
占いなどは、ある意味、ポジティブ系シグナルの代表例かもしれませんね。もちろん、それらを盲信することはよくないですが、自分の気分を上げる言葉やシグナルに積極的に触れていくことはとても大事だと思います。一番は自分が口で発することです。「ありがとう!」「いい感じ!」とかとか。