音で乗り物酔いを予防。新たなる音の可能性。
【”ある音”を1分間聞くと「乗り物酔い」を軽減できると判明!【週末のおでかけが音で快適に】】
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/175149
・乗り物酔い。主な症状は、吐き気、冷や汗、めまい、倦怠感などで、原因は耳の奥にある「前庭器官(ぜんていきかん)」の混乱。車に揺られているとき、視覚情報とこの前庭器官の感覚がズレることで、脳が混乱し、「酔い」として現れる(前庭器官=平衡をつかさどる器官。前庭中の卵形嚢・円形嚢、および膜三半規管からなる)
・これまでの研究では、卵形嚢を音で刺激することで、バランス感覚の維持を助ける可能性があると分かっていた
・名古屋大学は、摘出したマウスの卵形嚢を異なる周波数と音量で刺激し、どのように活性化するか観察。その結果、周波数100Hz、音量65.9dBaの純音(1つの周波数で構成されている単純な音)が最も効果的であり、前庭機能を有意に高めることがわかった
・研究チームはこの音を『sound spice(サウンドスパイス)』と呼んでいる
・音を聞かせなかった対照群と比べて、マウスは2時間以上にわたり、乗り物酔いを軽減できていた
・人間でも実験したところ、事前にサウンドスパイスを聞いた人は、対照群と比べて、乗り物酔いにみられる「ふらつき」「吐き気」などの症状が軽減されることを発見
・つまり、事前にたった1分間、100Hzの純音を聞くだけで、乗り物酔いが改善された
以上、記事引用
音で乗り物酔いを予防。新たなる音の可能性
音楽もそうですが、音自体の可能性にも興味のある私です。
これまでのブログでも、「音で認知症、アルツハイマー病を予防」「音で発電」「音でウイルスを判別」などなど、音の可能性について色々と書いてきました。
そして、今回の新たなる音の可能性は、「音で乗り物酔い予防」です。
上の研究によれば、
周波数100Hz、音量65.9dBaの純音(1つの周波数で構成されている単純な音)が最も効果的(事前に1分間)
、とのこと。
ちなみに、余談ですが、
dB(デシベル)という言葉はよく知っていますが、dBa(デシベルエー)という言葉は私、初めて知りました。
調べてみると、
「音の大きさを表すdB(音圧レベル)にはいくつか種類があるのですが、dBaはその中でも人間の耳が特に敏感に感じる周波数帯域に合わせて補正された「A特性音圧レベル」という種類の音圧レベルとして計測された単位」
つまり、dBは音自体の大きさを表す単位だけど、dBaは人間が実際に感じる大きさの単位ということですね。ふむふむ。
脱線すみません、話を戻しましょう。
60dBaは「騒がしく感じるレベル。テレビの音や、会話が聞こえるカフェの中」とのことなので、
上記の「周波数100Hzを65.9dBa」というのは、そこまで大きな音量ではないということです。
そして、100Hzの音(周波数)はこちらに貼っておきますね。
乗り物酔いが心配な人は、こちらの音を事前に1分間(普通の音量で)聴くといいかもしれません。
現在、こちらの動画は166万回再生ですが、乗り物酔い予防需要で、今後はもっと再生数が増えるかもしれませんね。笑
ちなみに、
一般に流通している音楽は、おおよそ、20Hzから20000Hzの範囲でいろんな周波数が鳴っています。それぞれの周波数に何かしらの効果があるとしたら、音楽って、すごい効果があるんじゃないかと考えてしまいそうですが、
上の研究を見ていると、
周波数というシンプルな振動で脳を震わせるからこそ、音(周波数)の効果があるとも読み取れるので、
医学的な効果を求めるなら、やはり、シンプルな周波数がいいのでしょう。
もちろん、
メンタルや感情面など、もっと複雑なところへの効果は、複雑な周波数が入り交じった音楽がいいのかもしれません。
こちらの周波数の画像を見ると、私が言いたいことが少し伝わりやすいかも?
左が単純な周波数たち、右がそれらが合成された周波数(音楽)
こちらから画像を拝借しました。
https://www.structure.jp/column36/column36_3.html
ちょっと、面白くなって私の推論が長くなってしまいましたね。
とにもかくにも、音の可能性は今後もどんどん広がっていきそうです。
ではでは
電車で本やスマホを長時間見ていると、たまに酔うことがある私です。今度、100Hzを試してみようかしら^^
作曲家によるYouTube channel「GATA+MUSIC」
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