緊急時、人間はロボットを盲信してしまうという研究結果。

緊急事態の人間は、ロボットを「盲信」する:研究結果
https://wired.jp/2016/03/03/follow-the-robot/

 

レスキューロボットが誤作動を起こしているとわかっても、明らかにまずい判断をしているとわかっても、多くの人はそのロボットを無条件で信頼し、そのロボットについていくのをやめなかったそうです。(研究結果)

 

被験者の数はそんなに多くない研究ですが、とても興味深いです。そして、こういう状況になってしまうことはなんとなく想像できてしまいます。

 

危機管理心理学によれば、

 

災害に見舞われた時、人の取る行動は次の3つにカテゴライズされます。

 

1、落ち着いて行動できる人=10〜15%
2、我を失って泣き叫ぶ人=15%以下
3、ショック状態に陥り呆然として何もできない状態になってしまう人=70〜75%

 

緊急災害時、約9割の人が不能状態になることを考えると、上の研究結果もうなずけます。たとえ落ち着いて行動ができたとしても、生活の多くをシステム(ロボット)に依存する時代に生きる私たちは、なかなか、ロボットの判断に抗うようなことも難しいのではないでしょうか。

 

 



 

 

人間は完璧ではありません。だから、100%計算ミスをしないロボットの方が信頼できる?いやいや、完璧じゃない人間が作ったのだから、そのロボットも完璧ではありません。そう思うくらいの方がいいのかもしれませんね。

 

多くのロボット(デジタルシステム)に囲まれている今の時代。それらに多くを助けられ依存している私たちですが、上の研究はなんだかいろいろと考えさせられます。

 

よく私は便利というものは、人間から能力をそぎ落とすようなものと言います。(代わりにやってくれちゃうわけですから)車は脚力を奪い、計算機は計算力を人間から奪います。近頃、私の場合で言うと、文字(漢字)を書く力も削ぎ落とされつつあるようです。。^^;(汗)

 

こんなふうに便利なロボットも私たち人間から多くの能力をそぎ落としているのかもしれません。

 

上の研究はその一片を表しているのかもしれません。

 

「自分を信じる力」「自分で考える力」「自分で決める力」

 

削ぎ落とされず、保持していきましょう。

 

ではでは

 

 

ロボットに頼るのももちろん良いのですが、何か起きた時は、落ち着いて行動できる1割の人を見つけて、一緒に行動すればいいんじゃない?と思った私ですが、自分がパニクってたら、そういう人を見つけることもできないかと気づいてしまいました。^^;まずはやはり自分自身がしっかりすることですね。。

 

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