電話じゃやっぱり伝わらない。

夏だ夏だ、うきうき。(最近、こんな書き出しばっか^^)

 

みなさん、セミの鳴き声はもう聞きましたか?私はまだです。セミの鳴き声を聞くと夏気分がさらに強くなりますよね。

 

もしも、ミンミンと鳴いているセミの鳴き声を大切なあの人にも聴かせてあげたいなと思って、携帯電話であの人に電話したとしても、そのセミの鳴き声は通話相手には聴こえません。

 

「セミの鳴き声は携帯電話では聴こえない」

 

結構有名な話です。

 

なぜなら、携帯電話が伝えられる音の周波数は300~3500Hz。セミの鳴き声はその範囲を超えた、4000Hz以上の高音だから、携帯電話では聴こえることがありません(だからセミがミンミン鳴いている中でも通話は相手にとって全然問題はありません)

 

たぶん、Hzという周波数の話をされてもピンとはこないですよね^^(周波数とは音の波が1秒間に振動する回数のことです)

 

私は職業柄、結構感覚的にわかりますが。(音楽的に言えば4000Hzの周波数は音の硬さを決める部分です)

 

 



 

みなさまにもちょっとわかるように身近な周波数をあげてみましょう。

 

27.5Hz  88鍵盤ピアノの一番低い音(ラ)

55Hz  停車中の車のエンジン音

110Hz  走り出した車のエンジン音

261.5Hz  男性の会話(おおよそ)

392Hz  電話の待ち受け音「プー」の音

440Hz  時報の「ピッピッピ、ポーン」の低い方の音(ピの部分)

523Hz  女性の会話(おおよそ)

880Hz  時報の高い方の音(ポーンの部分)

1046Hz  女性シンガーの歌声(おおよそ)

2092Hz  女性の叫び声(おおよそ)

4096Hz  88鍵盤ピアノの一番高い音

22050Hz  CDで再生可能な最大周波数

 

おまけ

 

乳児の泣き声

「空腹の状態」2000Hz~8000Hz

「恐れている状態」2000Hz~5000Hz

「抱っこして欲しい(寂しい)状態」300Hz~1000Hz

 

寂しい時は少し低めの声で泣いているですね。

 

これを見ると、低い声で話される男性は気をつけないと携帯電話の通話相手に話がうまく伝わらないかもしれませんね。また、女性も携帯電話で叫んで助けを呼ぶ際、ちょっと高めで叫んでしまうと、通話相手にその声が聴こえない可能性もあるかもしれませんね(どんなシチュエーションだ?笑)

 

ちなみに、セミ以外に、鈴虫(4000Hz)やコオロギ(5000Hz以上)、キリギリス(9500Hz以上)の鳴き声、風鈴(3000Hz以上)の音も携帯電話では伝えることはできません。(イルカの声も聴こえないらしい。2000~8000Hzってのがすごい)

 

あ~、この夏の感じを遠くにいる君とは分かち合えなそうだぁ・・

 

ということで、やっぱり、その季節、その時間は電話なんかじゃなく、直に会って共有していきたいね、という話です^^

 

ではでは。

 

PS ちなみに前にも取り上げた、年齢と共に聞こえなく高周波数のモスキート音は17600Hz

周波数、音の波形などなど、私は毎日のようにこんな感じで向き合っています。^^ははは。。

 

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