AIで作曲が可能。誰でもミュージシャンになれる時代へ。AIと作曲についての作曲家の雑感。(現段階)

【AI作曲で「誰でもミュージシャンになれる」未来は来るのか?】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170619-00016629-forbes-sci

 

AIの凄まじい進化に対して、クリエイターの友人たちと戦々恐々とする日々の私です。^^;

 

記事にも書いてあるように、AIの作曲技術は既に相当なレベルになっており、10年以内には誰でもAIを使ってオリジナルの音楽を作れるようになるとも言われています。(たぶん、10年よりもっと早いんじゃないかな)

 

今では、自動運転、囲碁や将棋、医療、下手な絵をプロレベルに進化させるAIだってあります。音楽、作曲もその流れから逃れることはできないでしょう。

 

前にテレビで観た、囲碁のAIの話がとても印象的に残ってます。AI同士で囲碁の対局を無数(24時間稼働)に繰り返すことで、人間で言うところの8万年分の対局知識を手に入れて、AIの囲碁ソフトは進化を続けているようです。(ディープラーニング)これに沿って考えれば、過去のヒットソングの傾向や音階やリズムの組み合わせを、Aiがそれこそ、8年分試行錯誤した上で、音楽を作り出せれば、相当すごい音楽が生まれることは容易に想像できます。

 

結局、音楽は音階やリズム、ハーモニーの組み合わせですからね。そういう点で考えると、絵などは組み合わせではない分、人間にも勝算はあるのかもしれません。

 

「組み合わせ」系はAIにすぐ駆逐される?
「非組み合わせ」系はAIにすぐには駆逐されない?

 

、、と考えることもできるのかもしれません。

 

非組み合わせ系って、絵以外だと何があるかな?ダンスとか?(芸術以外の例えがすぐ出てこない^^;)

 

AかBかではなく、無限の色のように、AとBの間に無数の選択肢があるようなものは、やはり、簡単にはAIに取って代わられることはないのでしょう。

 

もしかしたら、人間の思いや感情が、それにあたるのかもしれません。

 

 



 

 

将棋の藤井氏が話題になっておりますが、藤井氏の指し方はAIの指し方と似ているらしいです。実際、藤井氏は一年くらい前から、AIソフトを活用しながら将棋を勉強しているようです。あの有名な羽生氏も、「AIをただ恐れるのではなく、それを活用して、今までに無い手を生み出し、将棋の可能性を広げられるのではないか」みたいなことをおっしゃってました。

 

その辺は、私も同意見で、いくら作曲AIが進化しようとも、それをひとつのツールとして、活用できたらいいなと思っています。素人が作曲AIで曲が作れるようになる一方で、プロの作曲家も作曲AIを活用して、さらにすごいものを作る、というイメージ。もしも、その流れの中で、この両者に差が無くなってしまうのであれば、それは私が作曲家の肩書きを捨てる時ですね。(でも、ケースを変えて考えると、プロの運転手が自動運転システムを導入しても意味はないか。。)

 

AIと音楽について、語り出すと、もう止まらないので、この辺でまとめておきましょう。^^;

 

組み合わせ系はAIに簡単に駆逐されてしまうのなら、非組み合わせ系の要素で勝負すべき。
それは、例えば、12種類以上の音階を作る?使う?無限の音色?その中で一番重要なのは感情や思いなのかもしれない。そこに個人的な感情(思い)を込めることこそが重要。(それが人間らしさ)

AIを恐れるな。AIを利用して、さらなる上の自分の音楽を作り出すくらいの気概でのぞめ。

 

これが、AIと音楽についての現段階の小形の考え方です。(後々変わるかもだけど)

 

このテーマに関しては、今後もずっとつきまとうものだと思うでの、また、いつか書くと思います。

 

とりあえず、

 

今あるツールと実力で感情(思い)を込めて、全力で音楽を作ります!いけるところまでいったる!

 

雑感、失礼しました。

 

ではでは

 

 

あと、体もしっかり鍛え直そうと思いました。(健康とかね)知能も大事ですが、動かせる、表現できる体も大事ですから。心技体、それこそが人間ですから。人間の価値ですから。

 

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