作曲家、小形誠(GATA)YouTube「GATA + MUSIC」始動。その思いとは。(めちゃ長文です)

昨日、YouTubeを始めました。

今日はいつもの雑学ブログではなく、YouTube始動に至った思いをここに、したためたいと思います。

 

大きくは2つです。

 

・小形誠センスを直接的に届けたい

・小形誠レーベル。生成AIの登場と向き合い方

 

小形誠センスを直接的に届けたい

 

ご存知の方も多いと思いますが、楽曲リリースに至るには、ほとんどの場合、コンペに勝たないといけません。

コンペには、数十曲、すごいアーティストだと数百曲が集まると推測されます。

そんな中、私はこれまで運良く、何曲もコンペに勝ち、楽曲をリリースしてきました。

実は、今年もプリプロまで行われた私の楽曲がいくつかありました。

プリプロとは、プリプロダクションの略です。

アーティストがレコーディングをするための事前準備のようなもので、リリースに向けて、アーティストが仮に作るものです。

なので、プリプロまでいくとリリースされる可能性はとても高くなります。

しかし、今回はリリースに至りませんでした。

リリースに至らなかった原因は、いろいろと考えられますが、

一番に言えることは、

音楽は最終的には好き嫌いの世界で、その好き嫌いのセンス(感覚)が合わないとリリースまで至らないということです。

 

もちろん、それは、ある程度のレベル、クオリティの楽曲であることが前提での話です。

ただ、ハイクオリティの曲を作った先は、好き嫌いのセンスの世界(相性)で決まります。

 

つまり、

いくら、自分なりに小形誠センスのいい曲を作っても、

最後は、決定者のセンスと合致しなければ、リリースできません。

 

今回に限らず、リリースされそうになった曲でリリースできていない曲は、これまで数えられないほどあります。

 

このように、

コンペで1位をとった曲=優勝した曲がリリースされるわけですが、

リリースに至らなかった2位や3位の曲は、1位の曲に劣るのかといえば、そんなことはありません。

 

なぜなら、何度も言うように、音楽は好き嫌いのセンス(感覚)の世界だからです。優劣ではありません。

 

これまで、私はコンペに数百曲のデモ音源を提出してきました。

運良く、何曲かコンペに勝ち、リリースをしていますが、

宙ぶらりんの楽曲たちはものすごい数になります。。

 

そこで私は最近強く思うようになりました。

 

このまま、好き嫌いの世界の狭い関門に、自分の大事な楽曲を投入し続けていいのだろうか?

楽曲自体には自信があるのだから、もっと直接的に小形誠センスの楽曲をユーザーに届けたい。

、とね。

 

そんなこんなで、

「もう、直接、出していっちゃうんだからね!!」と

YouTubeを始めた次第です。

 

 

 

小形誠レーベル、AIの登場と向き合い方

 

私には、自分のレーベル(クリエイターチーム)を作りたいという夢があります。

これも、ある意味、小形誠センスを中心に音楽を作って、届けていきたいという思いからきています。

 

本当は、もっともっと音楽家としての実績を積んで、成り上がって、自然と自分の周りに音楽家たちが集まってきて、

小形誠レーベルを立ち上げるつもりでした。

しかし、上述したように、なかなか実績を思ったように積み上げられません。

小形誠の一番の強みはトップライン(メロディライン)の制作です。

トラックもそれなりに作れますが、やはり、一番はメロディです。

 

能力を自己採点するならば、10点満点でメロディが10、トラックメイクは7というところでしょうか。

 

なので、小形誠レーベルでは、小形誠のメロディを中心に、他の音楽家たちとコラボしながら、トラック制作とかできたらいいなと考えていました。(主にメロディと全体プロデュースを小形誠がする感じ)

ただ、しかし、現状はなかなか、それを実現するための人材、費用や時間を用意することが難しい状況。

 

そこでAIの登場です。

 

結構早い段階から、私はAIに着目していました。

「AIに仕事を奪われる」と言って敵対する人もいますが、

私はAIをツールとして、うまく取り込めないかとずっと考えていました。

 

現在、アメリカでは、生成AIの会社が音楽業界から裁判を起こされていますが、

形はどうであれ、AIのこの大きな流れは止まることはないと思っています。

 

だからこそ、この流れに飲み込まれるのではなく、乗りこなした方がいいと私は考えます。

 

AIをツールとして取り込もうとしていた私はずっとAI作曲の進化を見守っていました。

加速的に進化するAI作曲でしたが、「これくらいのAIのレベルなら自分で作った方がいい」という判断を私はつい最近までしていました。

 

しかし、少し前に、私が設定していラインのレベルをAIが超えてきたのです。

 

もちろん、今でも、時間をかければ、自分がトラックを作った方がいいものが作れる自信はあります。(ジャンルによりますが)

 

ただ、しかし!

数十秒ほどで、それなりのものを1曲作ってしまうAIと向き合うと、その考えもぐらつきます。

 

AIと楽曲を作る際の重要要素は、主に以下の3つあると思います。

 

「クオリティ」「時間や労力のコスト」「オリジナリティ」

 

この3要素をグラフ化すると、小形誠はそれなりにバランスのとれた形になると思います。そして、AIはかなり歪な形になりますが、なんといっても、時間と労力のコスト部分がずば抜けています。

 

ということで、小形誠とAIを掛け合わせれば、なかなかいい感じのグラフの能力図になるではないかと思ったのです。

(レーベルとしては。コンスタントに楽曲リリースしたいわけですが、制作スピードが特別早くない私にとって、AIの制作スピードはかなり魅力的なのです)

 

ここで、うろ覚えですが、例え話をさせてください。

アインシュタインは自分の事務所で、会計士(秘書?)を雇っていました。

実は、アインシュタインが会計処理をした方が、その会計士より、その仕事は早く終わります。

しかし、アインシュタインはその会計士をクビにせず、雇い続け、その仕事をまかせ続けました。

それなぜか。

たしかに、アインシュタインが会計処理をした方が早いが、それをしてしまうと、

アインシュタインの一番の能力である研究者としての仕事ができなくなるからです。

だから、研究に全力を注ぐために、アインシュタインはその会計士を雇い続けた、という話です。

 

私とアインシュタインを例えて並べるのはおこがましいですが、

何が言いたいかというと、

私の一番の能力はメロディメイクです。(プロデュースも自信あります)

AIが作るより、自分で作る方がいい場合もありますが、

一番の強みのメロディメイクに全力を注ぐためにAIを活用するイメージです。

 

もちろん、AIが作ったものに少々手は加えます。(加えてます)

 

改めて、

「クオリティ」「時間や労力のコスト」「オリジナリティ」

 

残るはオリジナリティの話。

現在、多くの人が、AIで生成した楽曲をYouTubeやSpotifyなどに配信(リリース)しまくっています。(Spotifyはこの前、規制かけてましたね)

クリックひとつですぐに楽曲が作れたら、そりゃあ、そういう現象にもなるでしょう。(この前は、生成AIの楽曲がドイツでランクインしてました)

 

今後も、AIで生成された楽曲は無限に量産されていくことでしょう。

でも、それらにどこまでのオリジナリティ(ブランド)があるのかは疑問です。

 

なぜなら、生成AIは、例えるなら、プロンプト (指示)を入れた通りの楽曲を作ってくれますが、ガラガラポンのように、出来上がるまでどういうものが出てくるかわかりませんからね。

 

A氏がAI生成した楽曲たちがあったとして、

「この曲は、A氏ならではの曲だよねえ」とはなりにくいということです。

 

小形誠的、オリジナリティを考えた時、やはり、大事なのはメロディラインと歌声になります。

それこそ、AIにメロディまで作ってもらったり、AIに歌まで歌わせちゃったら、もう、音楽家、小形誠としての存在価値がないのではないかとさえ考えてしまいます。

 

生成AIは例えるなら、染め物をイメージしてもらうといいかもしれません。

 

水の中にいろんな色の絵の具(過去の楽曲をラーニングしたもの)が落ちていて、

布をその水に落とすと、色鮮やかな染め物が出来上がるイメージです。

もちろん、ランダムに絵の具は揺らめいているので、どんな染め物になるのかは、出来上がるまで読めません。

プロンプトで、こういう色の絵の具でとか、大まかな指示はできますが、細かいところまでは意識的に作り込むことはできません。

 

それが私が今のところイメージする生成AIです。

生成AIの染め物は良質で、たまにおもしろいものが出来上がることはあっても、これは「〇〇さんならでの染め物だね」(オリジナリティとブランド)にはなりにくいとうことです。

 

でも、小形誠という音楽家が生成AIをうまく使えば、

投入する布そのものの色や質感や素材の独自性、

出来上がった染め物に、独自に色を加えることの独自性、

それらを加えることができると思います。

そうやって出来上がったものならば、「小形誠ならではのオリジナリティ」になり得るのではないかと思っています。

オリジナリティ、つまり、「生成AIが作る音楽」と「自分が作る音楽」に違いを生み出せなければ、人間音楽家としての存在価値はなくなってしまうとも思っています。だからこそ、小形誠ならでは、「ならでは」が大事

 

もちろん、進化スピードが凄まじいAIですから、

この辺の考えもぶっ壊すようなことが今後起こりうるかもしれません。

 

思ったことを書いていたら、だらだらと長文になってしまいましたね。。

改めて、

小形誠レーベルやりかたかった→今は人間音楽家とは無理だけど、今のAIの力を利用すれば、ある程度、レーベルっぽいことを実現できるんじゃね?という話です。

 

YouTubeは小形誠レーベルにつなげる第一歩だと考えた次第です。(AIを利用してね)

 

以上、長くなりましたが、このように、

小形誠のいろいろな思い、そして生成AIのレベルアップが絡み合い、YouTube始動となったわけです。

 

YouTubeのチャンネル名は、GATA + MUSICです。(GATAプラスMUSIC)

小形誠(GATA)と何か(誰か)をプラスしつつ面白いものを作っていこうというコンセプトです。

スタートはプラスAIですが、ゆくゆくは、人間の音楽家たちともプラスしていきたいと考えています、

(本当はそこがやりたいとずっと思っています)

 

音楽家に限らず、

イラスト、動画、編集、宣伝などなど、色々な協力や応援が今後、膨らんでいったらいいな(プラスしていけたらいいな)と思っています。

(集え!同士たちよ!^^)

 

膨らますためにも、まずはスタートを切って地固めしなきゃいけないと思い、

まだまだ試行錯誤な状態ですが、始動してみました。(やっちゃえ精神)

 

ずっと前から思っていたことを書いていたら、長文になってしまいました。。

ここまで読んでくれた、奇特な人、ありがとうございます。(お礼に小形が幸せの念を送ります。笑)

 

改めて、音楽家、小形誠、そして、YouTubeのチャンネルをどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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2件のフィードバック

  1. 小形雅宣 より:

    よくわかったよー YouTubeを通じて小形誠の楽曲が多くの人に愛されると信じます。

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