オリコン、音楽ランキングにおいてミュージックカードを合算集計しないことを決定。4月からランクインするアーティストに変化が起きる??
オリコン、ミュージックカードの合算集計取りやめ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150128-00000117-spnannex-ent
音楽の売り上げランキングなどで有名なリサーチ会社オリコン。2015年4月6日付のデイリーランキング以降、ミュージックカードの売り上げ枚数を音楽ランキングにそのまま集計(反映)しないことを決めました。(2012年12月5日付から集計していた)
ミュージックカードとは、音楽をインターネットでダウンロードできるバーコードが入ったカードのことです。
アーティストによっては、新曲リリースごとにこのカードを何種類も販売したりします。(ダウンロードできる楽曲は同じにもかかわらず)
アーティストの写真が何種類もミュージックカードとして販売されるので、ファンの中にはトレーディングカードのように、全種類購入する方もいます。(もちろん、ダウンロードできる楽曲はすべて同じ)
値段もCDに比べて、300円〜500円程度と割安なので、複数枚購入する人も珍しくありません。音楽の販売方法として、握手権付きCDと同様に、このミュジックカード商法も前から問題視されてました。
あらかじめ、言っておきますが、私は握手権付きCDもミュージックカード商法も、否定はしません。どちらかというと、よくもまあ、うまいこと考えたなと感心してますw。(売り上げが上がってるわけですから、ビジネス戦略としては成功ですよね)
一方で、今回のオリコンの判断も理解できます。
というよりも、現状の音楽のランキングの意義が果たして、どれくらいあるのかな?って改めて考えさせられるところが強いです。
昔であれば、オリコンのランキング=その音楽を聴いている人の数を表していたと思うのですが、今はそうは言い切れないと思います。。今、ランキングって、皆様はどういうふうにとらえているのでしょうか?
一応、いち音楽ファンであり、音楽家として、今後、あったらおもしろいなと思うランキングの形が私の中にはあります。(こんなランキングだったら意義があるかもと思うもの)
それは、音楽の再生数ランキング
どの音楽がどれだけ聴かれているか、再生されているかを集計されたものです。
これだけデジタル化されているので、集計も可能になってくるのではないでしょうか?
調べてみると、実際、そういうアプリもあるみたいですね。(ただ、メジャーではない?)
まあ、どの音楽がどれだけ聴かれているかというのは、YouTubeでその曲を検索して、再生数を見ればわかることなんですけどね。(ある意味、再生数=人気度かも?)ただ、著作権上、動画サイトにない音楽もありますからね。その辺、クリアになって、再生数ランキングが構築されたらおもしろいと思うのですがどうでしょう。(ビートルズとかが常連になりそうだけど、まあ、その辺は期間で区切ったりね笑)
うだうだと音楽ランキングについて書きましたが、、
今回のミュージックカードを合算集計しなくなったニュース=音楽ランキングの変化
CD→ダウンロード→ストリーミング(定額)=音楽販売形態の変化
ハイレゾ音源の台頭?=音楽の音質の変化
などなど、音楽業界の変化、激動っぷりがこれだけ見ても伺えます。
とりあえず、この大波に溺れないようにがんばりまーす。
ではでは
P.S.ミュジックカードを購入して、そのバーコードから実際に音楽をダウンロードをすればランキングの集計対象なようです。ダウンロードしなければ集計されず。(今まではカードを買うだけでダウンロードをしない場合が多かった)
昔はアマゾンだって、オリコン集計外でしたからねえ。とりあえず、4月からオリコンランキングがどう変わるか見物ですね。まあ、販売側からすれば、ランキングに反映されないからって、ミュージックカード商法をやめる理由はないと思いますがね。(売上が上がるわけですから)現在、オリコンランキングは音楽の人気ランキングというより、音楽の「売上ランキング」と見れば間違いないですが、4月以降はそういう見方もしづらくなりますね。(さらに、ランキングの意義が、、、)