死んだ音楽家の脳オルガノイドが今も音楽を奏でる。命とは?自分とは?

【死後4年が経過しても作曲を続ける音楽家、AIと科学が蘇らせた脳オルガノイド】
https://karapaia.com/archives/504676.html

 

アメリカの音楽家アルヴィン・ルシエ氏が亡くなってから4年。彼の脳は、今も西オーストラリア州立美術館(AGWA)で音楽を生み出している

・プロジェクトチームは、ハーバード大学医学部の協力を得て、ルシエ氏の白血球から幹細胞を作成。この幹細胞は、体内のあらゆる細胞に分化できる特性を持つ。そこから脳オルガノイド(ミニ脳)と呼ばれる、人間の発達中の脳に似た細胞の塊を成長させた

・ルシエ氏の血液から作られた脳オルガノイドは、西オーストラリア州立美術館の展示室の中央にある台座の上に設置された電極メッシュの上で育てられている

・電気信号が、部屋に配置された20枚の真鍮製のプレートに接続されたマレット(打楽器用のばち)を動かし、音を鳴らす仕組みになっている。つまり、脳の電気活動がそのまま音楽になるインスタレーション

 

 

以上、記事引用、参考。

 

 



 

 

命とは?自分とは?どこまでが自分なのか?

 

先日、NHKスペシャル「人体 命の源 細胞内ワンダーランド」を観ました。

私たち人間の体はおよそ40兆個の細胞でできていると言われています。

そして、最新の研究によれば、その細胞の中には、まるで生きているかのような、数十万個のパーツが存在するようです。

40兆それぞれの中に数十万と考えると、もうわけがわからないですね^^

 

そして、番組の中で取り上げられていた、HeLa(ヒーラ)細胞。

私、初めて知ったのですが、

ヒーラ細胞は、

1920年に亡くなった女性から採取された細胞で、女性の死後、今も分裂を続け、不死の細胞とも言われています。現在では世界中の研究所で取り扱われているようです。

【永遠の命は実現する?ヒトから見つかった”不死の細胞”がもたらしたもの】
https://logmi.jp/knowledge_culture/culture/198964

 

前置きが長くなりましたが、

上の記事の、亡くなった音楽家の細胞から作り出した脳オルガノイドが今も音楽を奏でているという話は、ヒーラ細胞の話ともリンクするなあと思ったのでした。

 

その人は死んでも、その人の細胞は生き続ける

 

なんだかとても不思議ですよね。

 

命とはなんだろう。

自分とはなんだろう。(どこからどこが自分?)

などなど、いろいろと考えさせられます。

 

こんなことを考えてると、日頃の爪切りさえも、いろいろと考えさせられちゃいますね。(切り離した爪は、切った瞬間にnot自分??)

 

現在、AIが盛り上がってきていて、ゆくゆくは、死んだ人間をAIで蘇らせる(生き続けさせる)ようなことは起きるでしょう。(生きていた時の全データをAIに学習させ、死んだ人間が生きているようなAIを生み出す)

これは、デジタルでの永遠の命みたいな話ですが、

細胞の話は、アナログでの永遠の命みたいな話ですよね。

おもしろい。

 

ちなみに、

人工的に生み出した脳組織「脳オルガノイド」ですが、倫理的に、人とみなすかどうかの議論があるようです。

 

【脳オルガノイドは「人」見なせるか 若手の生命倫理学者と法学者が別々の視点から考察】
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/reports/20240202_e01/

 

この記事の中では、

脳オルガノイドを人と見なせるかどうかの基準は、「痛み」「意識」ではないかとおっしゃっています。

 

命とは何か、自分とは何か、という問いに終わり(答え)はありませんが、

 

とりあえず、

自分という人間(命)であるために、

「痛み」を知ること、「自分自身の意識」をしっかり持つことは大事にしておいた方がいいのかもしれないと思うのでした。

 

そこを大事にしていれば、人工的な脳オルガノイドとは区別されますからね。笑

 

以上、長々と思考巡り、雑感を失礼しました。

 

ではでは

 

 

40兆×数十万の細胞のことを考えると、本当にこの体はミラクルですね。そんなミラクルに感謝です。

 

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