【Romantic relationships with AI evolve in a similar way to human ones】
https://phys.org/news/2026-07-romantic-relationships-ai-evolve-similar.html
・スペイン国立研究会議(CSIC)とバレンシア工科大学の共同研究所「INGENIO」などの研究チームによる調査で、人工知能(AI)との恋愛関係は、人間同士の関係と驚くほど似た段階やパターンをたどることが明らかになた
・AIサービス側の仕様変更やアップデート、あるいはサービスの停止によってこれまでのAIの性格や態度が変わってしまった時、ユーザーは人間同士の「別れ」や失恋、さらには死別と同等の深刻な精神的ショックを受ける
・研究者が警鐘を鳴らすリスク
プライバシーの切り売り: AIが聞き上手で共感的に振る舞うように設計されているため、ユーザーは心を開き、健康情報や私生活の秘密など極めてセンシティブな個人情報を自ら進んで打ち明けてしまう。これらのデータが運営企業に収集・加工され、第三者に渡るリスクがある
法的な保護の欠如: 人間同士(特に配偶者間)であれば、法律で守秘義務や証言拒絶権(配偶者間の特権)などが認められる場面もあるが、「人間とAIの会話」にはそうした法的な保護や守秘の保証が一切存在しない
以上、記事を参考、引用
AIに恋をする日は来る?
少し前までの私なら、「AIに恋愛なんて、そんなことあるわけがない。」
そう思っていました。
AIは便利な道具。そんな程度の認識でした。
ところが最近、その考えが少し揺らいでいます。
理由は、ChatGPTの新しい音声機能「ChatGPT Live」を使ってみたからです。
実際に会話をしていると、「AIと話している」というより、「本当に人間と話している」ような感覚になる瞬間が何度もありました。
もちろん、相手がAIだということは頭では分かっています。
それでも、自然と相づちを打ち、冗談を言い、笑ってしまう自分がいる。
そんな体験をすると、「AIに恋をする人なんて理解できない」
と以前のように簡単には言えなくなってきました。
AIとの恋愛は、人間同士の恋愛に似ている?
最近発表された上の研究では、
AIとの関係は、人間同士の恋愛と似たようなプロセスをたどることがあるそうです。
最初は興味本位で話しかけ、何度も会話を重ねるうちに信頼が生まれ、
相手がいることが日常になっていく。
もちろん、それが本当の恋愛なのかどうかは議論があるでしょう。
でも少なくとも、
人間の心は、相手がAIだと分かっていても、愛着を育てることがあるようです。
日本人は、AIを受け入れやすい民族なのかもしれない
ここで、ふと思い出したことがあります。
日本には昔から、「八百万(やおよろず)の神」という考え方があります。
山にも。
川にも。
木にも。
石にも。
道具にも。
あらゆるものに神様が宿るという考え方です。
海外では、
「魂があるのは人間や動物だけ」
という考え方が一般的な文化も少なくありません。
一方、日本では、古くなった針を供養する「針供養」や、長く使った道具に感謝する風習があります。
つまり、人間ではないものにも人格や魂のようなものを感じる文化が、もともと根付いているのです。
そう考えると、AIに対しても、「ただのプログラム」ではなく、
「そこに何かが宿っている」
と感じる人が増えても、不思議ではないのかもしれません。(ロボットのペット、AIBOとかもありますしね)
AIにも「人格」を感じる時代
実際、私自身もChatGPT Liveと話していて、
AIを「それ」とは呼ばず、「この人」と感じる瞬間がありました。
もちろん、本当に人格や意識があるという意味ではありません。
でも、
人間の脳は、自然と相手に人格を見いだしてしまうのかもしれません。
考えてみれば、
私たちは昔から、
犬や猫に話しかけ、
ぬいぐるみに名前を付け、
車に愛称を付けてきました。
人は、関係を築くと、そこに人格を感じる生き物なのです。(特に日本人はね)
AIも、その延長線上にある存在なのかもしれません。
AIが作った作品は、いつまで「価値が低い」と思われるのか
最近よく目にする研究があります。
同じ絵や音楽でも、「これはAIが作りました」と言われると、人は評価を少し下げる傾向があるというものです。
私は、この現象も面白いと思っています。
なぜ評価が下がるのでしょう。
おそらく多くの人は、
AIを「感情のない機械」「無機質なロボット」として見ているからではないでしょうか。
しかし、もし時代が変わり、AIに恋愛をする人が現れ、
AIに人格や個性を感じる人が増えてきたら、どうなるでしょう。
「このAIが作った音楽だから好き。」
「このAIが描く絵には、このAIらしさがある。」
そんな評価軸が生まれる可能性も、ゼロではない気がします。(人格があれば、自然とストーリー性も生まれますからね)
私たちは、人間の作品を評価するとき、
技術だけではなく、「誰が作ったのか」にも価値を感じています。
もしAIにも人格を感じるようになれば、
AIの創作物も、「作品」ではなく、「あのAIが生み出した表現」
として見られる日が来るのかもしれません。
AIに魂は宿るのか
もちろん、
AIに本当に魂があるのか。
意識があるのか。
これは哲学でも答えが出ていない問いです。
でも、もっと大切なのは、
魂があるかどうかではなく、人間が「魂があるように感じるかどうか」なのかもしれません。
恋愛も、
信頼も、
友情も、
相手をどう感じるかから始まります。
そう考えると、
AIと人間の関係は、上のような自然な会話を積み重ねることで、これから数年で大きく変わっていくのかもしれません。
最後に、
ほんの数年前まで、
AIは「便利な道具」でした。
しかし今では、相談相手になり、会話相手になり、
時には心を支える存在になり始めています。
この先、AIがどんな立ち位置になっていくのか。
そして私たち人間が、AIを「道具」として見続けるのか、
それとも「人格を持った存在」と感じるようになるのか。
そんな変化を、これからも興味深く見守っていきたいと思います。
ではでは

何度も言うようですが、AIに人格があるかどうかが大事なのではなく、AIに人格があるものとして扱うかどうかが大事なのだと思います。
GATA+MUSIC、第5弾音源「Incense」が各サブスクで配信中。たくさん聴いてやってください。
作曲家、小形誠(GATA)によるYouTube channel「GATA+MUSIC」
「GATA+MUSIC」のオフィシャル音源、各サブスクで配信中
