同じ桜でも同じではない。

東京では大分、桜の花も散り、新緑がかってきました。みなさま、今年も桜を満喫されましたでしょうか?近所が結構桜が多いので、私も散歩したりして心潤いました。

 

桜の代名詞とも言われる「ソメイヨシノ」全国にたくさんありますが、すべて同じ遺伝子、クローンであることは結構有名な話。(江戸後期から人の手によってどんどん増殖)

 

だからこそ、春になって暖かくなれば、一斉に花を咲かす、、のかもしれませんが、遺伝子が同じだとやはり同じように育ち、同じサダメを辿るのだろうか?とまたまた大げさに考える私。

 

でも一斉に咲くと言っても南の方から順々に咲きますから、遺伝子が同じでも、環境(気温)によってその個体差はやはり出てきます。さらには、皇居周辺にある、とある一本のソメイヨシノだけ、いつも早く咲いてしまうらしいので、やはり、遺伝子がすべてを決めるということにはならないようですね。

 

私たち人間と重ねて考えてみても、やはり、育つ環境というものがその個体差を生む大きな要因のひとつなのでしょう。ソメイヨシノという木は自分自身でその環境を変えることはできませんが、私たち人間は少なくとも自分の意志でその環境を変えること、変えようとすることができると思います。(木に比べればね。笑)

 

遺伝子なのか、運命(さだめ)なのか、わかりませんが、そういうものに思い悩むだけでなく、やはり、自分自身の置かれている、置いている環境というものがどういうものかということを考えること、場合によっては変えることがどれだけ重要なことかは遺伝子が同じソメイヨシノの話からもわかるような気がします。

 

 



 

 

話は少し変わりますが、

 

花というのは、本来、受粉、受精活動(子孫繁栄)の一環として行われるものだと思いますが、ソメイヨシノは人工的に繁殖したせいなのかどうかわかりませんが、自分で繁殖することができません。なのに花が咲く。

 

なんのために?

 

人の手によって増えたが、植物としてのプライド、本能として花を咲かせるのか。

 

それとも、人の手によって増えたソメイヨシノ、感謝の気持ちなのか、人の目を楽しませるだめだけに花を咲かせているのか。(そう考えると、けなげで、切ないねえ)

 

来年の桜はそんなことを思いながら眺めようと思った私なのでした。

 

ではでは

 

 

4月1日で愛犬のアミが亡くなりはや2年。動画のように走り寄ってくるアミの夢を未だよく見ます。自己満足動画すみません、失礼しました。季節は巡る、思いも巡る。

 

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