AIは自己完結型になっていく?人間とAIの関係は?
実在しそうで実在しないリアルな人物の写真(画像)がAIによってどんどん作成される
【この世界に存在しない人物の画像をワンタッチで簡単に生成できる「This person does not exist」】
https://gigazine.net/news/20190217-this-person-does-not-exist/
・Uberのソフトエンジニアが作ったウェブサイト「This person does not exist」
・サイト内では、人工知能アルゴリズムによって、この世には存在しない、リアルな人物写真がどんどん作成される
以上記事引用参考。
AIが人間を超えるというシンギュラリティについて本気で考えてしまう
AIについては、私は特に専門的な知識があるわけではないですが、
AIというものは、「人間が、ある一定のルールやアルゴリズムをAIに注入し、それを基にAIが動く」もっと言い換えれば、「人間がAIに”こう動いて欲しい”という意志を注入する」というのが基本だと私は勝手に考えていました。
なので、AIを使う側の人間がしっかりしていれば、AI脅威論という話は出てこないのではないかと思っていたのです。
しかし、記事の中の、以下の部分を読んで、私はむむむ?となったのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
GAN(このサイトの人工知能アルゴリズム)は出力すべきものが決まっていない「教師なし学習」において使用される人工知能アルゴリズムで、互いに競合する2つのニューラルネットワークシステムを用い、学習精度を向上させていくというもの。
もともと、機械学習ではコンピューターに質問と回答を同時に教える方法が一般的でした。たとえば犬の画像を読み込ませたコンピューターに「犬の特徴」を分析させ、発見した特徴をもとに「犬の画像」を識別できるように訓練するという仕組みです。
これに対してGANでは、「Generator(生成者)」と「Discriminator(鑑別者)」という2つのネットワークシステムを使います。たとえば本物に近い画像の生成が目的であれば、Generatorは本物と同じような画像を次々と生成し、Discriminatorはその画像が本物か偽物かを見破ります。Generatorは自身が生成した画像がDiscriminatorに見破られないように生成精度を高めていき、反対にDiscriminatorはGeneratorが生成した画像を見破れるように鑑定精度を高めていき、お互いに学習を行う仕組みになっているとのこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(記事引用)
「教師なし学習」「生成者と識別者という2つのネットワークシステム」
なんだか、人間の入り込む余地がないような気がするのは私だけでしょうか?
AIが人間を超えるというシンギュラリティが起こることはいつかは絶対に起こることであり、別に問題ではないと私は思っていたのですが、今回のようにAIが勝手に自己完結でどんどん動いていくことには少々危うさを感じます。
ランダムで勝手に、どんどん実在しないリアルな人物写真を生成する、今回のような人工知能アルゴリズムを目にして、そんなことを感じました。
人間とAIの関係性を改めて考えさせられます。
ネットとリアルにおいてのAIの浸透度
【フェイク動画を作るAI vs フェイク動画を暴くAI】
https://amimako.com/cyber-fake-ai-movie/
前にブログで書いたように、既にネット上ではAIがどんどん幅をきかせているような気がします。(AIは動画も文章も巧みに作り出していますからね。すごい!)
じゃあ、一方で現実世界においてのAIの浸透度はそれほどでもないのか?
ネットに比べれば、まだまだですが、スマホの音声システムやスマートスピーカーなどを筆頭に、現実世界でもAIがどんどん幅を利かせていくことは間違いないでしょう。
別にAIはダメとか悪者とか言うわけではありません。ただ、もう少しだけAIについて意識して考えてもいいのではないかと思うのです。
だって、
「AIを使っているつもりが、いつの間にか気づかないうちに、AIに使われていた」ということにならないとも限りませんからね。笑
上の人物画像作成AIを見て、そんなことを思ったのでした。
ではでは
AIロボットが人間の意志とか関係なく、自己完結で動き出したら、、、それって、もう、人間そのものだよね。笑(実際、ロボットに人権を与えるかどうかという議論もあります)