走ると視覚が優先、止まると聴覚が優先。五感は動作や状態によって変化する?
【走るときは「音より目」、止まると「耳が勝つ」】
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/184121
・韓国の基礎科学研究所(IBS)と韓国科学技術院(KAIST)で行われたマウス研究によって、脳が自分の状態に合わせて視覚(目)と聴覚(耳)の「優先度」を巧みに切り替える仕組みがあることが明らかになった
・そのメカニズムを簡単に言えば「動き続けているほど視覚が勝る」というもの
・止まっているときには、マウスは耳からの「音の情報」を優先し、約8割の確率で音に従った判断を下していた
・動き続ける状態では音の情報を優先する割合が5割以下に落ちてしまい、代わりに「目で見た情報」を重視するようになった
・今回のマウス実験では、「止まっているとき=耳優位」「動いているとき=目優位」という判断スイッチが、自動で切り替わることが分かった
以上、記事引用、参考。
動作と状態の変化が感じる世界を変える?
上の研究はマウスの実験なので、そのまま人間に適用されるかどうかはまだ不明です。
ただ、走っている時は視覚が優先され、止まっている時は聴覚が優先される、と言われてみれば、そうかもしれないと感じてしまいますね。^^
たとえば、
寝付けない時に聞こえてくる、ちょっとした音がとても気になることや、
怪談話を聞いてゾクゾクっとする時も、自分自身が止まって音に集中していることが多い気がします。(逆に、自分が走りながら怪談話を聞いたら、怖さが半減するかもしれない?笑)
改めて、
動いていると視覚が優位になり、止まっていると聴覚が優位になる(聴覚が視覚を上回るというわけでなく、優先する比率が変わる感じ)
、というわけですが、
上の研究によれば、二次運動野という切り替えスイッチが、聴覚野へ信号を送ることで感覚を切り替えていることのこと。
じゃあ、そのスイッチはどういう仕組みで作動するのか?
私は最初、
脳のリソース(能力)には限りがあるので、情報量が多いところに脳のリースを集中、配分させるのではないかと考えました。
つまり、
景色が変わっていくこと(視覚の情報量が増えていくこと)が、脳の切り替えスイッチを入れるのではないかと考えたのです。(車の運転中に人の話があまり頭に入ってこないケースなど)
しかし、
上のマウス実験では、
マウスの頭を固定して、トレッドミル(ルームランナーのようなもの)の上で走らせています。
なので、視覚の情報量の変化が、スイッチの作動をさせるのではないということになります。
つまり、
単純に、筋肉の動き、体の動きが視覚と聴覚の優先比率を変化させている、ということなのでしょう。
一般的に、五感の情報を受け取る割合は、
視覚83%、聴覚11% 、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1%、と言われています。
今回の研究では、
走る、止まる、の違いで、視覚と聴覚の優先比率が変わったわけですが、
今後は、
動作や状態の変化によって、視覚と聴覚に限らず、他の五感の優先比率が変化する可能性もあるかもしれませんね。
生活に落とし込んで考えてみれば、
生活スタイルを変化させ、普段の体や筋肉の動きを変えれば、感じる五感(世界)も変わるとも言えるのかもしれません。
さらにもっと、シンプルに極端に言えば、
動作と状態を変えれば、自分の(感じる)世界も変わる、とも言えるかもしれません。(当たり前と言えば当たり前の話か)
研究の話から、また、そんなふうに大袈裟に考えるのでした。
ではでは

走れば見える世界が変わる、と言われれば当然ですが、走れば五感が変わって、見える世界が変わると言われるとまた違うニュアンスになって面白いですね。止まっても、見える世界、聞こえる世界が変わるというのも、やはり面白い。
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