脳スキャンで能力が測定可能な時代へ。能力とはどういうものなのか。
【脳をスキャンすれば知能が測定できる】
http://www.lifehacker.jp/2017/01/170115_scan_brain.html
先日、センター試験があったようですね。受験生のみなさん、お疲れ様でした。すでに遠い昔のことですが、私も受験の大変さはわかりますよ。
上の記事によれば、脳をスキャンすれば、知能レベルがわかっちゃうらしいです。これが実用レベルになれば、受験も意味がないものになってしまうかもしれませんね。^^;
そもそも、受験って、純粋に知能を測れるものでもないんですよね。例えば、合格ラインが200点だったとして、200点ギリギリで合格したA君と、190点でギリギリ不合格になったB君とで、その二人に明確な知能の差なんてあるのでしょうか。もっと言ってしまえば、違う傾向の問題だったら、A君とB君の点数が逆転する可能性だってあります。
たまたま知っていた問題が出た、とか、そういうラッキーやアンラッキーもあると思います。
こういうことを考えると、なおさら、上述のように、受験よりも、脳をスキャンして機械的に知能を測ってしまった方がいいのではないかと思わされたりもします。
ただ、記事でも言及しているように、脳スキャンは「両刃の剣」です。脳スキャンによって、大学の合否、保険の加入、会社の採用などなど、その人の人生を決定してしまう可能性も出てきて、それもいかがなものかと考えさせられます。
何事もそうですが、ツール(技術)の発展は諸刃の剣です。出来ることを増やすことに尽力するのもいいでのすが、それらをどう使うかという配慮も同時に必要になってきます。
もしかしたら、将来、脳スキャンによって、今のような受験制度もなくなっているかもしれません。(機械的に脳スキャンで審査)
私はそれについて全否定はしません。そのやり方もありかもしれません。だって、A君とB君をある意味では脳スキャンによって純粋に比較することができるかもしれないからです。
ただ、その捉え方には注意が必要だと思っています。
【65歳以上でも脳機能が20代の17人を研究。彼らと普通の人との違いが判明】
http://news.livedoor.com/article/detail/12545451/
この研究によれば、
20代と同レベルの脳機能を持つ65歳以上の人、つまり、スーパーエイジャーは他の人と何が違うのかを見つけ出したようです。
スーパーエイジャーになるには、、
難しいことをし続けること。フラストレーションを感じるまで挑戦をし続けること。
自分の目標を達成するかどうかは重要ではなく、自分の限界を少し超えるように無理をすることが大切。
それは精神的限界でも、肉体的限界でもどちらでもいい。
例えば、
・楽器を習う
・未知の言語を学ぶ
・トライアスロンに参加する(難易度の高いイベントでも可)
・人前でパフォーマンスをする
以上、記事引用
向上心をなくした瞬間に一気に老け込むと私は思っています。この研究結果から見ても、その考えは間違っていないように思います。
向上心を持って、何かに挑戦し続ければ、誰でもスーパーエイジャーになれる可能性はあるということでしょう。
私たちの能力(脳力?^^)には伸びしろがあります。逆に、下げしろだってあると思います。つまり、変化します。老化という点で言えば、常にゆったり下げしろを帯びている状態。
何が言いたいかというと、脳スキャンは客観的に知能を測ることができるかもしれませんが、それはあくまで2D的、平面の評価。つまり、今の能力。
でも、紹介した研究のように、私たちは自分たちの力を変化させられる可能性があります。つまり、私たちの能力は3Dなのです。(時間軸)
だから、脳スキャンを利用するのは大いに結構なのですが、それはあくまで、2Dの平面的評価だということを大前提にしなければいけません。要は捉え方が重要。
今の受験もあくまで、今、この瞬間の平面的評価なのです。だから、もし受験で失敗しても、将来の自分の伸びしろを信じて、向上心を持って努力し続けて欲しいです。受験で成功した人もその瞬間的評価に奢ることなく、将来を見据えて頑張り続けて欲しいです。(誰にだってスーパーエイジャーの可能性はある。ただ、花が咲くタイミングが違うだけ)
今、自分が立っている位置が高いか低いかというのも大事かもしれまんが、もっと大事なのは、そこから上向きに行こうとしているかどうかだと思います。(3D的に能力を見据える)
能力は固定ではなく、流動。だから常に向上心を。
脳科学的に、その辺を力説してみました。
ではでは
向上心を持って、音楽を習い続けている私はスーパーエイジャーの可能性は高いのかな?その辺は、能力だけではなく、見た目の若さにも関係しているではないかと勝手に考えています。^^