危機感由来のものが世界を救う?
反原発活動家が「軍事由来の技術は全て違法にすべき」とツイッター上でつぶやき、各方面から軍事由来のインターネット上で何を言っているんだ?と突っ込まれたりして、ネット上でちょっとした騒ぎになりました。
この意見の是非はここではあえて言いませんが、私たちの世界がどれだけ軍事産業由来の技術で成り立っているのかというのは今一度知っておいてもいいかもしれませんね。
以下、軍事産業由来の技術の一部
【一部の合成甘味料(人工甘味料)】
軍事技術開発の過程で偶然生まれたものがいくつかある。
【インターネット】
元々はアメリカ軍が国防のための情報収集用に開発したもの。
【腕時計】
昔から民間で『オーダーメイド製品』として作られていた。
大量生産されるようになったのは、軍事目的のため。
【カーディガン】
元々は戦争で負傷した兵の着用服。
【火薬】
6~7世紀ごろの中国で軍事目的で開発されたもの。
【缶詰】
イギリス軍が軍事目的(主に遠征用)として開発したもの。
原型はフランス軍の『瓶詰め』。
【義務教育】
元々は軍事訓練の一環。
【高速道路】
元々は軍事目的(戦闘機の滑走路としての使用)を目的として整備されたもの。
ナチスドイツのアウトバーンが有名。
【コンピューター】
元々は軍が砲の着弾位置を計算したり、敵の暗号を解読するために開発したもの。
【サランラップ】
元々は戦場で湿気から銃弾や火薬などを守るために開発されたもの。
【GPS】
元々はアメリカ軍が軍事目的のために開発した技術。
現在のGPSは全てこれからの派生。
【自動車】
世界初の自動車は軍用として開発された。
【集落・都市・国家】
そもそも『人間が一箇所に集まって暮らす』こと自体が軍事を目的としたものである。(当初は狩猟のためだったが、後に『自分の身を守るため』=軍事目的となった)
現在の国家や郡、市区町村はその名残である。
【人工衛星】
元々は他国(主に敵国)を偵察するために開発されたもの。
地理測定や天気予報、テレビや電話などの通信用の人工衛星は、これの発展系。
【セーラー服】
元々は軍服。
【石器・青銅器・鉄器】
全て狩猟用・軍用として開発されたもの。
【背広】
元々はレジャー用の服に軍服の襟が追加されたもの。
【ティッシュペーパー】
元々はガスマスクのフィルターや負傷兵の治療に用いた脱脂綿代わりとして開発された。
【伝書鳩】
元々は漁業の技術から。一般的に普及したのは軍事目的のもの。
ローマ帝国が軍事利用を始め、近代まで主に軍事目的で使われ続けた。
【電子レンジ】
アメリカ軍のレーダー開発の副産物。
【道路(アスファルト舗装)】
ローマ帝国が軍馬の移動を素早くするために整備したもの。
【トレンチコート】
元々は軍服。
【肉じゃが】
元々は軍用食。
【ネクタイ】
クロアチア軍が首に巻いていたスカーフが起源とされる。(諸説あり)
【飛行機】
元々は民生技術。軍事技術に転用され、敵軍を偵察するために開発された。
現在の飛行機は、軍事技術からのスピンオフ。(逆輸入)
【武道・武芸・武術全般】
『武』という名の通り、将兵の戦闘技術向上のために生まれたもの。
【フリーズドライ製法】
軍事目的で使用される前から存在していたが、一般的に普及されるようになったフリーズドライ製法は軍事技術からの転用。
【ホッチキス】
機関銃の技術を転用して開発された備品。
【モッズコート】
元々は軍服。
【ランドセル】
元々は幕末に徳川軍が軍事目的として、オランダから輸入したリュックサックを元に開発・導入したもの。
維新後はそのまま日本軍に配備された。
【レトルト食品】
元々はアメリカ軍が携帯食として開発したもの。缶詰の発展系。
【ロケット】
大陸間弾道ミサイルの技術をそのまま宇宙開発技術に転用したもの。
引用元
http://blog.livedoor.jp/steere0112/archives/51353562.html
これで一部ですから、本当に世界は軍事技術由来のもので溢れていると言えます。
いろいろと考えさせられます。でも、私は思うのです、軍事技術がすごく発展して、それが由来となって転用されるのは当然と言えば当然なのかもしれないと。なぜなら、そこには命に関わるような危機感があるから。敵より優位になるために、勝つために、危機感を持っていろいろと開発を進めれば当然、相当なものができあがると思うのです。(人間、追い込まれると結構、力を発揮しますからね^^)
もちろん、軍事産業由来のものに私たちはこんなにも囲まれているのか、と少し切なくなる気持ちもありますが、物は考えようです。危機感を持った人間はとってもすごい能力を発揮することを軍事技術を通してこんなにも証明してきています。
今は戦時中の危機とは少し違いますが、金融危機、エネルギー危機、自然災害の危機、政治の危機、などなど、多くの危機に直面しています。
きっと、きっと、軍事産業由来のすごいものが発明、発展してきたように、これらの危機に対しても素晴らしいものが生み出されることでしょう。(期待をこめて)
ではでは

World Connection Destify つまり、インターネットが整備されている密度を表してる世界地図です。

World City-to-City Connections 世界都市同士の接続状態です。アメリカとヨーロッパでのやりとりがすごいですね。