情報の深度を見極める
マウスの実験結果は、研究者の性別で大きく変わる
http://wired.jp/2014/05/02/mice-get-stressed-out/
興味深いですね。
その日その日で、その時その時で、研究結果が変わってしまうような研究環境ではそのデータに意味がなくなってしまいますよね。
この記事によれば、なんと、研究者が男性であるというだけで、マウスへ大きな影響を与えてしまうようです。(具体的には男性のにおいなどによって、マウスのストレス値が高まるみたい。)
男臭さは、どこの世界でもやはり、嫌がられるのでしょうかねえ。。^^;
男性がやるのか、女性がやるのか、誰がやるのかで研究結果が変わってしまうわけですから、「こういう研究結果が出ました」と発表されても、その結果をそのまま丸呑みすることは、もしかしたら危険なのかもしれませんね。
研究結果と同時に研究者の詳細などを含めた、「細かい研究方法や内容」も同時に提示してもらい、吟味した方がいいのかもしれません。
こういう考え方は研究だけではなく、他にもあてはまるかもしれませんね。
世論調査も、各社によって数値がバラバラだったりします。これも、女性が質問するのと、男性が質問するのとで、多少、アンケート結果も変わってきそうですし、聞き方でも調査結果に大きな影響を与えることもあるでしょう。
例えば、集団自衛権に対するアンケートをする場合
「他国に自国領を侵略されてもいいですか?」
「戦争をすることに賛成ですか?」
というような偏った聞き方をすると、意見が誘導される場合もあります。(実際、問題になっています。)
集団自衛権の是非はともかくとして、
研究結果や調査結果など、ありとあらゆるレポートというものは、誰がどのようにミッションを行ったかという詳細もセットで情報開示さなければならないと本当に思います。
それこそが、バイアスのかかっていない、ニュートラルな情報として、私たちは受け止めることができるのではないでしょうか。
結果表示だけでなく、方法や手段などもセットでの情報が今後求められるでしょう。
男性に「アルコールは好んで飲みますか?」と聞かれたら、
「まあ、普通に飲みたい時飲む程度ですかね」と応えますが、
綺麗なお姉さんに「お酒はお好きですか~ん?」とセクシーに聞かれたら、
「お酒好きです!笑」と即答してしまう男性も多いのではないでしょうか?ww
こんなふうに世俗的に見ても、やはり、調査員の性別や調査方法によって結果は大きく異なる可能性があります。笑(女性から聞いた噂話と男性から聞いた噂話でも内容が全然違う場合もありますからね^^;)
とにもかくにも、
結果に至るまでの情報を含めたレポートが本当に大事だと思わせる上の記事でした。
無数に情報が目の前に並ぶ時代ですが、今後はこういった「情報の深度」が重要になってくるかもしれませんね。
ではでは
マウスも美人研究者に鼻の下を伸ばしたりするのかな〜笑
すべての事象は影響し合って成り立っているわけですから、研究者や被験者、研究者とマウス、調査員や回答者など、片側だけではなく、どちらの情報も捉えるべきなのは当然と言えば当然ですよね。あなたのその情報も片側だけ、結果だけ、深みのないままで解釈を終えていませんか?