【NASAが「星の光を隠して」地球型惑星を探す?】
https://gizmodo.com/nasa-researchers-want-to-literally-blot-out-starlight-to-hunt-for-earth-like-exoplanets-2000802644?utm_source=chatgpt.com
記事の要約
・NASAとCaltechの研究チームは、地球のような系外惑星を直接観測するために、巨大な「スタ―シェード(Starshade)」を宇宙空間に配置する構想を進めています。
・遠くの地球型惑星は、そこから届く光が非常に弱く、親星の強烈な光に埋もれてしまいます。地球と太陽の関係でいえば、太陽は地球より可視光で約100億倍も明るいため、そのすぐ近くにある暗い惑星を見るのは非常に難しい。
・そこで考えられているのが、巨大な花びらのような形をした遮光装置を望遠鏡と恒星の間に置き、恒星の光だけを遮って、その周囲を回る惑星のかすかな光を見えるようにする方法です。
・NASA・Caltechの「HOEE(Hybrid Observatory for Earth-like Exoplanets)」構想では、直径約100mのスタ―シェードを地球から約17万km離れた位置に配置し、地上の巨大望遠鏡と組み合わせる案が検討されています。
NASAが「星の光を隠して」地球型惑星を探す?
少し前に、私はXにこんなことをポストしました。
暗闇だと周りは見えない。周りは見えないけど、何億光年先の星や光を見ることができる。
明るいと周りは見える。周りは見えるけど、星空を見ることはできない。どっちが良い悪いというわけじゃないけど、今が暗闇でも、暗闇だからこその星や光は見えたりするかもね
星空の下、走りながら思いました
— 小形誠(GATA) (@o_gata) August 6, 2026
夜にジョギングをしながら、ふと思ったことでした。
街灯や建物の明かりが少なくなって、周囲が暗くなる。
すると、それまで見えていなかった星が見えてくる。
暗くなったからこそ、遠くの光が見える。
今回のNASAの記事を読んで、あのとき考えていたことと、ちょっとつながっているなと思いました。
NASAが考えているのは、遠くにある地球のような惑星を見るために、なんと恒星の強い光を隠してしまうという方法です。
もっと強力な望遠鏡で「見る」のではなく、
見たいものを邪魔している光を「隠す」。
面白いですよね。
肉眼で夜空を見ると、黒い空間の中に白い星がポツポツと浮かんでいます。
ところが、高画質で撮影された満天の星空を見ると、その印象が逆転します。
白い星、星、星……。
そして、その星と星の間に黒い部分がある。
「こんなに星ってあるの?」
と驚かされます。
でも今回の記事を読んで、さらに思ったのです。
その白い星々の裏側にも、まだ見えていない星がたくさん存在するのかもしれない。
そう考えると、もう宇宙の大きさに気が遠くなります。
そして、ここからまた、いつものように話を大きくしてしまいます。^^
「強い光を遮断すれば、見えてくる光がある」
これって、宇宙だけの話ではないのでは?
五感で考えてみると、
強い光を引き算すれば、見えてくるものがある。
強い香りを引き算すれば、感じられる匂いがある。
強い音を引き算すれば、聞こえてくる音がある。
強い味を引き算すれば、感じられる味がある。
強い刺激を引き算すれば、感じられるものがある。
……なんだか、全部同じようなことが言えそうです。
音に関しては、音楽家なので、これは日常的によく感じます。
ピアノだけなら、ピアノの音はよく聞こえる。
そこにパーカッション、ギター、ストリングス、ボーカル……と音をどんどん足していけば、当然、ピアノは聞こえづらくなっていく。
だから音楽でも、
「何を入れるか」と同じくらい「何を入れないか」が大事
だったりします。
これって、情報についても同じなのかもしれません。
今は、情報が多すぎる時代です。
ニュース、SNS、動画、広告、通知……。
「もっと情報を集めれば、もっと世界がわかる」
と思いがちですが、
もしかすると、
情報を足すことで、逆に見えなくなっているものもあるのでは?
と思ったりします。
私たちは、強いもの、目立つもの、わかりやすいものに自然と反応します。
大きな音。
強い光。
刺激的なニュース。
わかりやすい意見。
簡単な答え。
そういうものは、とても「見えやすい」。
でも、その奥には、静かで小さなものが存在しているかもしれない。
だから、ときには、
「もっと見る」のではなく、「何かを遮断する」
ことも大事なのかもしれません。
いつもの情報を少し離れてみる。
いつもの場所から離れてみる。
いつもの考え方から離れてみる。
いつもの音を消してみる。
そうすると、それまで見えていなかったものが、ふっと見えてくることがある。
夜の暗闇の中で、星が見えてくるように。
NASAは、強い星の光を遮断することで、その奥にある惑星を探そうとしている。
そう考えると、
「何かを見つけるためには、何かを足すだけではなく、何かを引くことも必要なのかもしれない」
なんて思ってしまいます。
単純に、
いつもから少しずれる。
日常から少し離れる。
それだけでも、案外、新しいものが見えてくるのかもしれませんね。
以上、NASAが星の光を隠して惑星を探すという話から、また大袈裟に話を広げてしまう私なのでした。
ではでは。