笑えば楽しくなるは誤り?作り笑いの最新研究結果

これまでの定説は誤りだった?「作り笑いでも笑えば気分が良くなる」は正しくないとする研究結果(オランダ研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52228177.html

 

本当に楽しくなくても、作り笑いをすれば、楽しい気分になるという「表情フィードバック」の話は聞いたことのある人も多いでしょう。顔の表情が感情を作り出していくというひとつの説です。

 

しかし、今回のオランダの研究では、そういった効果や現象をとらえることができなったようです。

 

じゃあ、元気を出すために、少し無理にでも笑うようすることは、無意味なのか?

 

実は、この記事の最後の部分に、こう書いてあります。「ただし、今回の結果が表情フィードバック仮説全体への反証ではないことにも注意が必要である。」と。

 

ひとつの情報源で物事を決めつけてはいけません

 

表情フィードバック仮説、ふたたび再現に失敗
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20161017/Gizmodo_201610_registered-replication-report.html

 

この別の記事では、もう少し詳細に研究のことが書かれています。少し具体的に研究内容のことを説明しますと、今回行ったオランダの研究とは、、

 

表情フィードバック仮説を強く裏付ける1998年のドイツの研究があります。その研究を今回、オランダチームが再現(証明)をしようとしたのです。結果、9つの再現に成功し、8つの再現に失敗したそうです。ちなみに、昨年、バージニア大学では3分の1の割合で再現に失敗したそうです。

 

 



 

 

つまり、

 

表情フィードバックは全否定されるものではなく、むしろ割合的には肯定される要素の方が強い?

 

ふたつめの記事の最後に書いてあるように、再現実験ということで、先行研究で使用された30年前のアニメが使われたことや、「表情フィードバック」の知識を既に有する被験者もいたことなど、果たして今回の研究が、本当の意味での再現実験になったかどうか、疑問が残ります。

 

そもそも、被験者にペンをくわえさせて表情を作らせている時点で、自然な表情筋の動きをなしていないので、研究の意味が薄らいでいるようにも私は感じました。^^;

 

とりあえずは、作り笑いの効能は全否定されたわけじゃない(むしろ肯定色が濃い?)ので、今後も私はニコニコ顔をなるべく保っていきたいと思います。(あ、別にいつも作り笑いというわけじゃないですよ。^^;)

 

使わない筋肉はどんどん衰えていきますから、表情筋、笑う筋肉を鍛えるという意味でも、ある程度、作り笑いは必要だと思いますね。(普段笑ってない人に急に笑顔を要求してもできないからね)

 

SNS上の6割、7割の人が記事のタイトルだけ見てコメント。(中身見ていない)
http://gata.blog.so-net.ne.jp/2016-06-30

 

前にこんなブログを書きましたが、もしかしたら、7割近くの人は上の記事のタイトルだけ見て、「作り笑い」なんてする意味ないと決めつけちゃうかもしれませんね。

 

情報の捉え方には注意が必要です。

 

ではでは

 

 

本当の笑顔と作り笑いを見分ける能力は2歳頃から芽生えるそうです。大人のみなさん気を付けましょう。

 

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