早生まれは損をするという研究結果。線引きとマインド形成。

【「早生まれは損をする」は本当か?エビデンスで明かされる衝撃の研究結果】
https://diamond.jp/articles/-/356348

 

・同じ学年内の実年齢の違いは「相対年齢」と呼ばれる。(4月生まれの子は相対年齢が高く、翌年3月生まれの子は相対年齢が低い)

イギリスとオランダのプロサッカー選手には相対年齢が高い人が多いことを示す研究は有名。多くのプロスポーツについて、同様の傾向が認められている

アメリカの大企業の社長や連邦議会議員には相対年齢の高い人が多いことも明らかになっている

同じ学年内で相対年齢の一番高い子どもと一番低い子どもを、小学4年生時点の理系科目の学力テストの偏差値で比較すると、イギリスは3.6、アイスランドは2.8、ノルウェーは2.8、日本は3.2の差があることが示されているから、相対年齢の影響はかなり大きいといえる

・東京大学とサイバーエージェントとの論文によると、4月生まれの子どもは翌年3月生まれの子どもと比べて、小学4年生時点の算数の学力テストの偏差値が3.5、国語で3.6高いことがわかった。中学3年生ではそれぞれ1.3と1.7まで縮小するものの、差はゼロにはならないとのこと

学力の格差は、学年が上がるにつれて縮小していく一方、勤勉性、自制心、自己効力感などの非認知能力についても生まれ月の影響は大きく、学年が上がってもその差が縮まらないまま

4月生まれの人は翌年3月生まれの人と比べて4年制大学を卒業する確率が男性は2ポイント、女性は1ポイントも高い

4月生まれの人は翌年3月生まれの人と比べて、30~34歳時点の収入が4%高いことも明らかになっている

・多くの先進国では、早生まれの子どもが保育所や幼稚園、小学校の入学時期を1年遅らせることができるようになっている。アメリカでは約10%の子どもが入学年齢を1年遅らせており、特に経済的に恵まれた家庭の親がこうした選択をしている

・日本のように純粋に誕生日のみで入学する年が決まるという国は、いまや先進国の中では少数派となりつつある(このせいもあってか、年間1800件を超える出生が、3月の最終週から4月の第1週にずれている可能性が指摘されている)

 

 

以上、記事引用、参考。

 

 



 

 

線引きは本当に難しい。線引きとマインド形成

 

子どもの頃の一年の差ってとても大きいですから、早生まれの子が体力的にも知力的にも未熟な傾向という話は聞いたことがあります。

上記のように、たくさんの事例を並べられると、よりいっそう相対年齢の影響の大きさを感じさせられます。

 

線引きって本当に難しいなと思います。

 

3月の子は翌年度の4月生まれと同じにすればいいじゃないかとなると、

今度は、2月生まれの子は??となるわけです。

 

どこかに線(ライン)を引けば、そして、その線をずらしても、必ず、その線の付近では天国と地獄のような境界線が生まれるわけです。

 

受験の合格ラインも、今話題の103万円の壁(ライン)もそうかもしれませんね。

 

ただ、数あるラインの中でも、相対年齢はその中でも異質なラインかもしれません。

生まれた瞬間に決められるラインなわけですから。

 

そして、上記の記事の中で、私が個人的に気になった部分があります。

 

「中学3年生ではそれぞれ1.3と1.7まで縮小するものの、差はゼロにはならないとのこと」

「学力の格差は、学年が上がるにつれて縮小していく一方、勤勉性、自制心、自己効力感などの非認知能力についても生まれ月の影響は大きく、学年が上がってもその差が縮まらないまま」

 

早生まれの子は一年遅れでスタートしているようなものですから、確かに損ですが、大人になっていけば、その一年分の遅れなんて、縮小させて、無いものにできるのではないかとも思ってしまいます。

しかし、実際は、“学年が上がってもその差が縮まらないまま”とのことです。

 

なんで、こんなことが起きるのか、その理由を私なりに推察すると、

「幼少の頃に形成されるマインド」

だと思います。

 

人格形成(マインド)は、3歳くらいに土台が形成され、10歳くらいに確立すると言われています。

 

早生まれの子は、この大事な時期に、「自分は体力的に、知力的にみんなより劣っている」というようなマインドを刷り込まれる可能性が高いと思います。

 

そういう負のマインドを形成してしまった、早生まれの子は、学年が上がっても、大人になっても、いい結果を残しづらいのかもしれません。

 

私は、今現在、大人同士で話をしてても、「ああ、この人は子どもの時に作られた呪縛(マインド)にまだ縛られて生きているんだな」と思うことがたまにあります。

なので、幼少時に形成されたマインドって、とても重要だと思っています。

 

制度的にも、いろいろな面から考えても、線引きの問題はどうすることもできません。

しかし、

早生まれの子を持つ親御さんたちには是非、子どもに対して変な線引き(変な価値観)を押し付けず、子どもの豊かなマインド形成を手伝って欲しいなと思います。(早生まれの子じゃないケースにも言えること)

 

以上、

子どものいない、子どものようなマインドの作曲家が勝手な私見を展開してみました。

 

ではでは

 

 

言うまでもありませんが、上記の話はあくまで傾向の話です。いずれにせよ、早生まれの子も、そうじゃない子も、どういうマインドを確立していくかはとても大事だと思います。

 

 

 

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