【人を見た瞬間の「第一印象」は、その人だけで決まっていない?】
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記事の要約
・私たちは初対面の人の顔を見ると、「この人は信頼できそう」「なんとなく信用できないかも」など、瞬間的に第一印象をつくります。
・しかし今回の研究では、その第一印象は、今、目の前にいる人の顔だけで決まっているわけではないことが示されました。
・なんと、ほんの少し前に見た別の人の顔が、次に見る人の「信頼できそう」という印象に影響を与えることがわかったそうです。
・例えば、2人の顔を短い間隔で続けて見た場合や、2人の顔が似ている場合、2人目の人への印象が、1人目の人の印象に近づく傾向が見られました。
・一方で、1人目の顔を長く見た場合や、2人の顔が大きく異なっている場合などには、逆に、2人目の印象が1人目とは反対方向へ離れる傾向も見られました。
・つまり、私たちの「この人は信頼できそう」という判断は、単純にその人だけを見て決めているのではなく、その直前に誰を見たか、どのような顔を見たかによっても、知らないうちに影響を受けている可能性があるということです。
・研究者は、この結果が、SNSやマッチングアプリのように短時間で多くの人の顔を見る場面だけでなく、目撃者による人物の判断など、重要な場面にも関係する可能性があると指摘しています。
・私たちは「第一印象は自分自身の判断」と思いがちですが、実はその判断は、思っている以上に周囲の情報や直前の経験に左右されているのかもしれません。
以上、記事の要約
第一印象は、その人だけで決まっていない?
私は今回の記事を読んで、昔、自分が書いたブログを思い出しました。
簡単に言えば、
イケメンを見た後は、次に見た人もイケメンに見えやすい
という研究について書いたブログです。
当時の私は、
「ということは、イケメン集団に混ざれば、私もイケメンに見えやすくなるのではないか!」
なんてことを考えていました。笑
さらに当時は、このようなことが起きる要因は、
イケメンの印象が残像のように残っているからでは?
と、仮説を立てていました。
今回の記事を読んで、その考えを思い出したわけです。
ただ、今回わかったのは、この「残像」のような現象は、イケメン要素に限った話ではなさそうだということ。
今回の記事よれば、「信頼できそう」
という印象にも、直前に見た人の印象が影響していたそうです。
つまり私たちは、目の前の人を見て、
「この人は信頼できそう」と思っているつもりでも、
実はその直前に会った人の”信頼できそう”という印象を少し引きずっているかもしれない、ということです。
なかなか面白いですね。
ただし、今回の研究には注意点もあります。
ひとつは、
あくまで第一印象に影響する
ということ。
そりゃあ、そうですよね。
すでに相手のことをよく知っているなら、(印象が固まっているなら)
「さっき会った人が信頼できそうだったから、この人も信頼できそう」
なんて、そう簡単にはならないでしょう。
そして、もうひとつ。
直前の人との印象が大きく離れすぎている場合には、逆に比較(ギャップ)が起こり、
前の人とは反対の印象を持ちやすくなる
傾向もあるそうです。
つまり、
残像なら何でも影響するわけではないです。
まっさらな状態で相手を見る第一印象であること。
そして、
前に見た人と、ある程度印象が近いこと。
残像現象が起きるためには、そんな条件があるようです。
では、この「印象の残像現象」。
日常生活で活用できることはあるのでしょうか?
正直、活用はなかなか難しいかもしれません。
だって、たとえば、
相手が自分に会う前に、どんな人と会っていたかなんて、コントロール(計算)なんてできませんからね。
ただ、
交流会や飲み会などで、人と初めて会う機会は多いと思います。
こういうケースは、印象の残像現象を少し意識して、何か対策や活用できることはあるかもしれません。
その場にいる人たち。
その場の雰囲気。
交流会全体のイメージ。
そういったものが、その場で初めて会った人の印象に、知らないうちに影響し合う可能性はありますから。(そういう意味では、どういう場や交流会などに参加するかは結構、大事かも)
考えてみると、
「あの人と初めて会ったとき」と「そのときの場の雰囲気」
って、案外セットで記憶していることがありませんか?
「あの人と初めて会ったのは、あの飲み会だったな」
「あのときは、こんな人たちがいたな」
「あの場は、こんな雰囲気だったな」
そんなふうに、私の身近な人の初対面のことをいくつか思い浮かべてみると、場の雰囲気とその人の雰囲気が一致することがほとんどです。
もちろん、
その場にいた人たちの印象が、実際にどこまで、その人の第一印象に影響しているのかは確かめようがありません。
でも、今回の記事を読むと、
知らないうちに、そういう現象が起きている可能性は十分ありそうです。
そして、ふと思ったのですが、
今回の話は本当に「第一印象」だけなのでしょうか?
もちろん、今回の研究では第一印象についての話です。
でも、人の印象って、ずっと固定されているものでもありませんよね。
昨日まで苦手だった人が、
今日、良いところを見て好きになる。
逆に、
昨日まで好きだった人が、
ある出来事をきっかけに印象が変わる。
そう考えると、
私たちは第一印象だけではなく、その後もずっと、
直前に会った人や、直前に経験した出来事の「残像」
を引きずりながら、印象を変化させながら、人や物事を見ている可能性もあります。
過去の出来事を引きずる。
過去の感情を引きずる。
これはよく聞く話です。
でも、私たちは、
印象までも残像のように引きずっている、のかもしれませんねえ。
そう考えると、ちょっと面白いですね。
私は最近、
物事って「点」ではなく、
グラデーションのような帯で重なり合ってできているのかもしれない
と思うことがあります。
過去があって、
今があって、
未来がある。
でも実際には、
過去と今と未来が、
きっぱり分かれているわけではない。
過去の出来事や感情が、
少しずつ残像のように残りながら、
次の出来事に影響している。
そして、その次の出来事もまた、
さらに次へ影響していく。
今回の「印象」も、そんなものなのかもしれません。
ということは、
スケジュール調整って、結構、大事ですね。
どんな人と会った後に、どんな人と会うのか。
どんな出来事の後に、何をするのか。
その順番によって、
どんな「残像」が次に影響するかわからないわけですから。
まあ、自分のことも相手のことも含めて、残像現象を意識して、計算してスケジュールを組むのは、まず無理だと思いますが。笑
でも、
自分が今見ているものや感じているものは、本当に目の前にあるものだけなのか?
たまには、そんなことを考えてみるのも面白いかもしれません。
もしかしたら私たちは、
気づかないうちに、
少し前に見た人、
少し前に聞いた言葉、
少し前に感じた感情の、
残像の中で生きているのかもしれません。
……なんてことを、また大袈裟に考えてしまう私なのでした。^^
ではでは。