「醜くても勝つ」より「美しく負ける」を好む日本人の精神性は正しいのか正しくないのか、美しいのか美しくないのか

【日本人はなぜ「醜くても勝つ」より「美しく負ける」を好むのか】
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56481

 

プロ野球のオールスターゲームが今晩、行われましたね。そして、そんなオールスターの出場を辞退すると、その選手はペナルティが課されることを、私は昨晩まで知りませんでした。。

 

【オールスター出場辞退のペナルティとは?ファン投票の出場のみ】
https://proyakyu-baka1dai.net/1108.html

 

昨晩、友人とSNS上で、このことについて「わけがわからんルールだ」と批判していた話の流れで、「同じことをしないやつはズルい!」というような、悪しき日本人精神はなんだか嫌だと、私の話は熱を帯びてどんどん拡大していったのでした。笑

 

オールスター出場辞退にペナルティが課される件については、改めて冷静に考えた今、私のこのような表現が適当かどうかはわかりませんが、

 

「同じことをしないやつはズルい」という悪しき日本人精神

 

、、というのは、前々から私が漠然と思っていたものではあります。

 

そんな時、この漠然たる思いを論理的に説明してくれている記事をタイムリーに目にしたのでご紹介したくなってしまいました。(前置き長い!!)

 

、、以下、記事引用参考(なんとかまとめようとしましたが、かなり困難ですね。^^;上のURLの記事を一通り読んでもらった方がいいかもしれません)

 

・日本を含め世界の人々の多くは、勝敗そのものよりも美しく振る舞うことの方が大事だ、と無意識のうちに感じている(「汚く勝つ」より「美しく負ける」方が価値がある)
・真田幸村、白虎隊、赤穂浪士、諸葛孔明など、日本でも世界でも悲劇的な歴史的人物の人気は高い(美しいの基準のヒント?)
・美しい、美しくないという基準と、利他行動、良心、正邪、善悪などなどは、理屈の上ではまったく別の独立した価値だが、脳科学的においては、社会脳と呼ばれる領域で、これらのことは混同して処理がされているようだ(善悪≒美醜≒利他?)
・そんな社会脳の発達が人間をここまで繁栄させたのではないか
・つまり、正邪、美醜、悪という基準を、無理やり後付けしてでも脳に備え付け、正義、美、善と判定された時に快楽物質が放出されるようにして、何とか人間を利他的に振る舞うように仕向けた(個人ではなく、種として生き延びるために、脳がアクロバティックに工夫)
・そしてさらに、自己の利益を追求する本能に柔軟に対応するために、以下のように、社会脳の機能は柔軟なっていった
「利他行動を優先しろ」と他者に攻撃しても、自分の利益は優先できてしまう
・さらには、利他行動を優先するタイプの方が他者を非難する傾向にあることがわかっている(記事の中の最後通牒ゲームのくだりはおもしろいです)
その心理は「自分は利他行動を優先しているのに、あなたはなぜ利己的に振る舞うのか。怒」というもの
・もっと言い換えると「社会性というルールにあなたも従うべきだ、そうでないならペナルティを負うべきだ」
・こういうタイプの人間は、脳内の生理的性質に原因がある(セロトニントランスポーターが少ない)とも考えられている

 

・そして、このタイプは世界でも日本人が最も多いというデータがある

 

、、、以上、記事引用参考。

 

 

 



 

 

改めて、

 

「同じことをしないやつはズルい」という、私が漠然と思う悪しき日本人精神のことを見事に説明してくれているような気がしませんか?

 

「日本人は、たとえ自分が利益を失ってでも、不正をした(明確にはルール違反ではなくても)相手に制裁を加えたい、という気持ちが世界一強い民族である可能性が高い」

 

「冷静で合理的な選択よりも、基準があいまいな善悪や美醜の基準おいて感情的になる」

 

不倫、政治家の失言、有名人の不適切行為、ポーランド戦の戦い方などなど、それらに対して、日本人は「美しくない」「正しくない」と感情的になることが多いです。(脳科学的に言っても、善悪、美醜の基準なんて曖昧なのに)

 

それはもしかしたら、

 

ほとんどの日本人が常に”自分の思う”「美しいこと」「正しいこと」に対して、まじめに向き合っているからなのかもしれません。だから、「私はこんなに美しいこと、正しいことにまじめに向き合っているのに、なぜ、あなたは、、、」と感情的に非難することが多くなるのかもしれません。(このまじめは良いのか悪いのかは、、、^^;)

 

もちろん、その善悪や美醜に明確な(正しい)基準などありはしません。

 

そして、私の言う「悪しき」も勝手な個人的な見解です。

 

長くなってしまいましたが、自分の漠然たる思いがいろいろと説明されたようで、少しだけすっきりしたのでした。

 

長々と失礼しました。

 

あ、あと、

 

みんなが守るべき社会通念上のルールはあくまで種の保存のためであって、個人に我慢させるものなのかな?(個の利益にはならない?)とも思いました。だから、「自分はまじめに我慢してるんだから、お前も守れ」となりやすい?

 

真面目なことは良いことだとは思いますが、我慢した結果の真面目は良くないのかもしれません。(他人に攻撃的になりやすいから)

 

おもしろくなっちゃって話が尽きないので、このへんにしておきます。すみません。。^^;

 

ではでは

 

 

もっと、安直に言ってしまえば、「不公平≒不正だ!」という気持ちが日本人は強いのかもしれませんね。もちろん、その正しいの基準はあいまいです。だって、脳科学的には善悪も美醜も、混同しちゃっているんですから^^;まあ、普通に考えても、美しいも正しいも、その基準は人それぞれですよね^^;

 

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