金正恩氏の専用トイレから考える、デジタル個人情報とアナログ個人情報

【金正恩氏は米朝首脳会談にトイレ持参 指紋も残さず拭き取る】
http://news.livedoor.com/article/detail/14851830/

 

・米朝首脳会談時、金正恩氏は移動式の専用のトイレをシンガポールに持参
・「情報機関が金正恩氏の健康情報を収集できないようにするため」とのこと
・金氏は専用のペンや鉛筆も持ち込み、周囲のスタッフは金氏が触るもの全てを拭き取り指紋を残さないようにした
・実際、1940年のスターリン政権下で秘密警察が諸外国のリーダーの糞便を分析していたという証拠も発見されている

 

以上、記事引用参考。

 

すごい警戒してますよね。^^;

 

でも、改めて考えてみると、

 

昨今、「個人情報、個人情報」とうるさい世の中ではありますが、もしかしたら金正恩氏たちは、私たちなんかよりも、個人情報というものがどういうものかということを、よくわかっているのかもしれません。

 

個人情報の流出と言われると、最近ではネット上でのケースが多く、そういうイメージを抱きやすいですが、改めて、個人情報はデジタルだけでなく、糞尿や指紋というアナログなものもまさしくそうだなと思わされました。

 

デジタル個人情報は、デジタルに私たちが触れたり、登録しない限りは流出することはまずないでしょう。

 

しかし、

 

糞尿や指紋というアナログ個人情報は、「生きている限り必ず撒き散らしてしまうもの」だと思うのです。

 

しかも、今のテクノロジーならば、そのアナログ情報から健康情報以上の個人情報を抜き取ることも可能でしょう。(遺伝子とか)

 

 



 

 

現在、EUの個人情報の保護規則、GDPRが話題で、なおいっそう、個人情報の話が巷で盛んですが、それはあくまでデジタルが主な話。

 

現在の世界の有り様を考えると、「自分の個人情報は必ずどこかに漏れているはず」「個人情報を完全に守るのなんて無理」と、私は前々からそう思っていたのですが、

 

金正恩氏の専用トイレの話で、なおいっそう、その気持ちを強くするのでした。^^;

 

だって、私たちはアナログな面で言えば、毎日、個人情報を撒き散らしているじゃないですか。笑
(アナログ個人情報を取ろうと思えば、簡単にとれる?)

 

なので、

 

私たちが意識すべきことは、

 

「個人情報をどう守るか」という段階ではなく、
「個人情報は既に取られているという認識の上でどう対処するか」ということなのかもしれません。

 

ではでは

 

 

例えば、クレジットの不正利用時の対処のように、防御体制を二次、三次とはることが大事だと思います。個人情報が取られること自体は、私の中では半分あきらめモードです。^^;

 

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