視点を変える、変えさせる言葉。
新年度に入りました。みなさま、良いスタートは切られていますか?
私はスタートというよりただ走り続けている感じです。。
この時期、新しい人間関係も生まれることも多いでしょう。よりいっそうコミュニケーションの仕方、仕事で言えば、交渉の仕方が重要になってくるかもしれませんね。
【例文】
(A)この薬を使うと、90%の確率で死にます
(B)この薬を使うと、10%の確率で助かります
どちらを選びますか?
実験では、Bを選ぶ人が多いことが実証されています。
【例文】
(C)今すぐ禁煙しないと寿命が縮まりますよ
(D)禁煙したらもっと長生きできますよ
最近の広告やプロモーションではCの手法が多く使われています。
(このままじゃ太り続けますよ、異性にモテないですよ、みたいな)
実は、AとCはネガティブフレーム、BとDはポジティブフレームというものに分けられます。
このようにアプローチの仕方を変えるだけで全然印象が変わります。そして、ネガティブフレームの方が断然、説得力があるのです。ある意味、強迫、恐怖感をあおる感じですね。(だから説得力が出る)
ただ、ネガティブフレームは、普段ポジティブフレームを使用している中で、ここぞということころで使用すると効果的ということもおさえておきたいですね。(いつもネガティブばかりじゃねえ)
上は、薬やタバコというひとつのテーマの中にポジティブフレームとネガティブフレームという2つの例文がありましたが、次は例文自体がポジティブフレーム、例文自体がネガティブフレーム、というものをご紹介。
【ポジティブフレーム例文】
100%の確率で1000円もらえるクジと
10%の確率で1万円もらえるクジ、どちらを選びますか?
、、これは前者を選択する人が多い。
【ネガティブフレーム例文】
100%の確率で1000円失うクジと
10%の確率で1万円失うクジ、どちらを選びますか?
、、これは後者を選択する人が多い。
実は、
人はポジティブフレームではリスク回避型になり、
ネガティブフレームではリスク志向型になる傾向があるようなのです。
どちらの例文、上も下も数学的に見れば、期待値が同じなのに、
言い方ひとつ(フレーム違い)で選択が変わってしまうというおもしろい話。
さあ、うまく使い分けて、あらゆる人と渡り合って行きましょう。w
ではでは
言い方ひとつで印象というものは全然変わります。黒い器を見てください、白い横顔を見てください、と言ったりするのも、上のポジティブ、ネガティブフレームの言い方と同じようなことなのかもしれませんね。