数分で人工ダイヤモンドを作れるという研究。価値について考える。
【永遠のダイヤモンドも人工なら数分で作れてしまう?熱を使わず短時間で合成する技術が登場】
https://nazology.net/archives/74181
・自然界のダイヤモンドは通常、地表表面の150km〜200kmの深さで、温度900〜1300℃、圧力は地表の約5万倍が必要となる
・オーストラリアの科学者はわずか数分で、しかも室温でダイヤモンドを作れたと報告
・炭素のチップに80ギガパスカルの圧力をかける。それはバレエシューズの先端にアフリカゾウ640頭分の重さをかけるようなもの
・六角形の結晶構造を持つロンズデーライトと呼ばれる珍しいダイヤモンドの合成にも成功
・ロンズデーライトは、通常の立方晶ダイヤモンドより58%も硬い可能性が研究で示されている
・今のところ、ごく少量の合成に成功しただけで、大量生産が行えるような方法はまだ見つかっていない
以上、記事引用参考
価値について考えてみる
既に、ちまたでは人工ダイヤモンドは普通に売られてはいますが、今回の研究はロンズデーライトという特殊なダイヤモンドの合成ができたこと、あと、数分でしかも室温で合成したことが画期的だと思います。
人工ダイヤモンドの話に触れると、いつも価値とはなんだろうと考えさせられます。
価値は、
機能的価値と感情的価値の2つあるとも言われています。
ざっくり言うと、
機能的価値は機能的に役に立つという価値。たとえば、おいしいコーヒーが飲めるコーヒーメーカー。
感情的価値は感情に働きかける価値。たとえば、ジープなどの四駆自動車(平地の日本では必要ない機能だけど、かっこいい!みたいなブランド)
ダイヤモンドは確実に感情的価値だと思います。実利的、機能的なものはないですからね。(きれいとか美しいは機能的価値にはならないと思うし)
あと、
「希少性」「天然」というのも価値を考える上で大事なポイントだと思います。
人工ダイヤモンドがこれだけ出回って希少性はないはずなのに値崩れしないのは、「天然ダイヤモンド=希少性がある」としてブランディングがしっかりされているからでしょう。(実は大量に採掘されているダイヤモンドですが、市場には少ししか出さずに、値崩れしないようにしているようです。)
価値という視点で物事(自分)を見つめてみる。
自分自身の価値は?と考えみると、
自分の機能的価値がどれほどあるだろうか?作曲できる、、けど、最近、自動作曲がすごいし、、でも、私は天然ものの作曲家ですよ!みたいな。笑
自分の感情的価値は?機能以外のブランド的価値みたいなものはあるかな?感情に働きかける価値、これは難しいですねえ。。人を笑わせることはちょっと得意です。笑
希少性は?人と違う生き方をしているという点では、、。^^;
価値のあるもの、価値のある人間、価値のある時間、などなど、
こうやって、なんでも価値をつけて考えると、少し打算的な感じもしますが、現実問題、人間は自分にとって価値のないもの、価値のない人、価値のない時間は求めたりはしないですよね。(もちろん、価値の視点だけで考えるのも危険です。こういう視点の持ち方も大事という話。)
誰かに会う、会わない、買う、買わない、などなど、
人間は、心のどこかで、必ず「価値観」を持って行動を決めていると思います。
だから、たまには、価値という視点で物事や世界を見つめてみるのもいいかもしれません。
価値を考える上で、
機能的価値、感情的価値、希少性、
そして、人工ダイヤモンドの件で、「天然か人工か」が感情的価値を決める大きな要素でもあるのだなと改めて感じました。(「これ、天然物だよ!」という謳い文句はよく聞きますし)
うんうん、
自動(人工)作曲に負けずに、天然の作曲家としてがんばっていこう!(そうすれば、より感情的価値を生み出せるかも?)
以上、価値についてうだうだ書いてみました。
ではでは
自分に機能的価値があると感じてくれて会いに来てくれる人、自分に感情的価値を感じて会いに来てくれる人、イメージしてみると、どちらかだけだと嬉しさ半分ですね。両方の価値を目指したいですね。