無観客試合になるとファウルが減るという調査。熱を帯びた大観衆が与える大きな影響。
【イエロー&レッドカードが13.5%も減!「無観客試合」が選手におよぼす意外な影響】
https://getnavi.jp/world/570684/
・サッカーの無観客試合と有観客試合とで比較した調査
・無観客試合では(選手間や審判との)口論のような感情的な行動が、観客がいた試合に比べて19.5%も少ないことが判明
・さらに感情的な行動が起きた時間について比較してみると、コロナ前の試合では合計41分42秒だった一方、無観客試合ではわずか27分9秒に減少。観客がいないと、選手やコーチ陣が議論するのが4.7%減り、激しく口論することも5.1%少なくなることがわかった
・コロナ禍の無観客試合ではファウルは3.8%、イエローカードとレッドカードの数は13.5%減っていた
・リーグ戦全60試合で、コロナ前は95得点だったのに、コロナ禍では114点と、約20%も得点数が増加
・無観客試合では口論や抗議が減ることで選手がプレーにもっと集中できるようになり、その結果としてファウル数は減り、ゴール数が増えた可能性
以上、記事引用、参考
熱を帯びた大観衆が与える大きな影響
無観客試合だとファウルも少なくなり、口論のような感情的な行動が少なくなる、というのは、なんとなく想像がつきますよね。
だって、熱を帯びた大観衆がいると絶対、選手や審判はエキサイティング(興奮)しますもん。^^
上の記事を読んで思ったのが、森氏の女性差別発言による辞任の話。
マスコミやネット、SNS上では何かに取り憑かれたように、この問題を取り上げています。一種の熱狂的な大観衆ですよね。
こんな状態では感情的な言動が増えるだろうし、ファウルも多くなるだろうな、と思ってしまいます。
事実、有名な知識人も森氏を追及する発言の中で、差別的な発言をしてしまっています。(差別を非難しているのに、その言葉が差別的ってどうなのでしょう)
熱を帯びた大観衆の中においては、立派な知識人でさえもファウルしちゃうのか、と改めて思いました。(まあ、人間だもの、完璧じゃないですからね)
森氏の発言に関して、私個人的には、あの立場においてのあの発言は不適切ではあったが、辞任まですべきだったのかな?、というのが正直な感想です。(たとえば、女性の会長が「男性の話は長い」みたいな発言をしたら、性差別だと非難されて辞任に追い込まれるのでしょうか?)
こういうマスコミや大衆の加熱を見ていていつも思うのは、
世間は白か黒かで決めたがる
全肯定か全否定で決めたがる
、、です。
そんな単純なものではないと思うのですがね。
「この部分はダメだった」みたいに、部分的に否定したり肯定したりできないのでしょうか。(すぐに全人格を否定するような言葉はいかがなものかと思います)
いずれにせよ、熱を帯びた大観衆の中においては、感情的になりファウルも多くなるのでしょう。
あ、それは私も同じですね。私も大観衆の中に身を置いているので、気がつかぬうちに感情的になりファウルをおかしているかもしれません。気をつけなきゃ。
いずれにせよ、無観客とまではいかなくとも、適切な答えは、時間がたって熱が冷めた頃に、冷静になった頃に、見えてくるのかもしれません。
ではでは
1年後に今の問題を語り合えば、冷静な議論ができると思います。たとえば、1年前の自分にならアドバイスができるようにね。笑
もっと極端な例を言えば、戦時中、当時は戦争の良し悪しなんてわかりようがなかっただろうし。
何事も熱している時の”今”に判断することは難しいのだと思います。