自分(DNA)をどこまで知るべきか。

パーソナルゲノム

 

ご存じですか?

 

NHKで特集が放送されていましたね。

 

自分のDNA配列、遺伝情報(パーソナルゲノム)を解読技術の向上により誰でも知れるようになってきたということをやっていました。

 

誰でもとは言っても費用は50万円くらいですが、これでも昔に比べれば、全然、安くなったそうです。(ひとりのゲノムを解読するのに何千億円と十数年かけてきたことを考えればね)30億基もある情報を解読するんですから、すごいですよね。今は1時間20分ほどで解読できるようです。いずれ、4分くらいでできるようになるそうです。(すごい)

 

補足ですが、30億基とは、塩基の数を言っています。理科の授業を思い出してみましょう。ひとつの塩基はATGC(アデニン、チミン、グアニン、シトシン)の4種類の組み合わせで成っています。これが30億個あるわけなので、この並びは4の30億乗通りあるということになります。同じ遺伝情報の人間なんかいるはずないですよね。

 

パーソナルゲノムではこの標準的塩基の並びと自分の並びで違いがあるところを発見し、病気のリスクなどを発見していきます。(放送の中の人は心筋こうそくのリスクが高いことが判明)この違いの部分をスニップ(SNP)と言います。放送の中の人はこのスニップが2百万箇所もあったそうです。このスニップたちをまた、どういう病気リスクにつながるのか読み取っていくのですから、目が回る作業です。

 

いずれは、個人個人がこのパーソナルゲノムを所持し、主治医の持つカルテにもパーソナルゲノムを共有する時代がくるかもしれませんね。

 

 



 

 

こうやって病気の予防などにとても役立つパーソナルゲノムですが、デメリットやリスクもあります。

 

・アルツハイマー病など完全治癒のできない病気のリスクまでわかってしまう。(心理的負担)

・親や子など、遺伝的つながりのある人にまでも病気リスクなどを示唆することになってしまう。

・パーソナルゲノムは究極の個人情報であり、結婚、就職、出産などの場面で利用されると差別につながりかねない。保険料の算定にもいずれ使われる可能性も高い(ゲノム差別で保険に加入できない人も出てくるかも?)

・この究極の個人情報の管理も課題になってきます。(情報社会で情報漏洩は大きな問題です。)

 

私たちは知的欲求のかたまりではありますが、

 

知らぬが仏

 

こんな言葉も昔からありますからねえ。

 

いろいろ考えさせられます。

 

ではでは

 

 

購入して5年以上たつVAIOです。最近、ピーピーと音がなる原因が内部の埃が原因ではないかということで、意を決して開放!そして、はたきと掃除機で清掃。症状はそこまで改善されませんでした。。やっぱ、さらに分解して埃除去しないとダメかな?でも、これ以上分解するのはこわいなあ。ちなみに、こんな古いPCでも、500GB近くのHDの容量があります。上記のパーソナルゲノムのデータは200GBのデータに収まるそうです。こんな古いPCでも人間のゲノムデータ二人分も入ってしまうんですね。複雑・・・。

 

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です