女性はビタミン摂取量によってQOLが変わるという研究結果(男性は変わらない)
【日本人女性ではビタミンの摂取量が身体的QOLと正相関し、一部は精神的QOLとも相関】
https://sndj-web.jp/news/001368.php
・女性ではビタミン摂取量が多いほど身体的QOLが高いという有意な関連が認められた。一方、男性ではそのような関連は認められない(研究結果)
・4,724人が研究参加に同意。今回の研究では、40~99歳の3,202人を解析対象とした。平均年齢は、男性が63.3歳、女性は64.5歳
・身体的スコア、精神的スコア、社会的スコアの高値群と低値群に二分にして、比較し、分析
・男性は身体的スコアとビタミン摂取量との間に有意な関連は認められなかった。反対に女性では14種類すべてのビタミンについて、摂取量が多いほど身体的スコアが高いという有意な相関が認められた。相関係数が高いビタミンは、葉酸(β=0.127)、ビタミンC(β=0.120)、ビタミンB2(β=0.119)、ビタミンK(β=0.108)、パントテン酸(β=0.108)など
・男性は精神的スコアについても、ビタミン摂取量との間に有意な関連は認められなかった。女性では、ビタミンC(β=0.087,p=0.001)、ビタミンB6(β=0.085,p=0.002)、葉酸(β=0.081,p=0.003)の摂取量が多いほど精神的スコアが高いという有意な正相関が存在した
・ビタミン不足は女性のQOLを低下させる可能性がある
以上、記事引用、参考
QOLのために女性はビタミン必須??
QOLとはQuality of Lifeの略で、人生の質、生活の質とも訳されます。念のため、説明。
栄養バランスの良い食事は、QOLのために大切なのは周知の事実ですが、上記のようにここまで細かく、栄養(ビタミン)とQOLとの相関関係を導き出した研究はなかなか、ないのではないでしょうか。
おもしろいのは、
男性はビタミン摂取量によって、QOLのスコアは変わらないが、(相関関係にない)
女性はビタミン摂取量によって、QOLのスコアが変わる、(相関関係がある)
、という点です。
なんででしょうね。不思議です。
とにもかくにも、
女性はビタミンを摂るように努めた方がよさそうです。
男性側も自分自身はもちろん、女性にビタミン摂取を促していきたいですね。
ではでは
栄養素は、ビタミンなどの単体ではなく、複数の栄養素が絡み合って力を発揮するものだと思います。その考えから、だいぶ前からサプリメントは飲まなくなりました。食品からバランスよく複合的に摂取するように努めてます。