もうすぐBRICSサミット。日本の立ち位置や外交が本当に心配。
【南アで来週BRICS首脳会議、西側への対抗軸模索】
https://nordot.app/1064748073846472736?c=768367547562557440
・BRICSは22―24日、南アフリカで首脳会議を開く。国際社会における西側諸国の支配的地位に対抗するため、現在の緩い連合を地政学的な一大勢力へと発展させる方法を協議する見通し
・現在サウジアラビア、アルゼンチン、エジプトなど約40カ国がBRICSへの加盟に関心を示している
・首脳会議のテーマは「BRICSとアフリカ」で、大国同士が勢力争いを繰り広げるアフリカ大陸への連帯を強調
以上、記事引用参考
拡大するBRICSの動向に注目
BRICSは新興5カ国とも言われますが、人口や経済力から見れば、巨大5カ国と言ってもいいでしょう。
BRICSの総人口は30億人以上、G7の総人口は7億人強。
そして、少し前に、BRICSのGDPはG7のGDPを上回りました。
確実に、世界のパワーバランスが変わりつつあります。
【世界の富、27年までに38%増加見通し 22年は減少=調査】
https://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL6N39W0F3
この記事の中によれば、
「昨年に富が最も増加したのはロシア、メキシコ、インド、ブラジル」
ということです。
戦争中のロシアが?と思ってしまいますよね。
ロシアへの経済制裁とか、戦争が長引くロシアは疲弊しているとか、言われていたのは一体なんだったのでしょう。
そんな、ロシアを含むBRICSのサミットが22日〜24日に行われます。
「約40カ国がBRICSへの加盟に関心を示している」ということなので、よりいっそうBRICSの勢力が大きくなるのは間違いないでしょう。
そして、BRICSでは米ドルを介さずに、自国通貨で国同士の決済を行う話が出ています。さらには、金本位制による共通通貨を作り出すという話まで出てきています。
BRICs vs G7
Gold 🟡 buying pic.twitter.com/cLpsx7R8VA— Win Smart, CFA (@WinfieldSmart) August 10, 2023
G7とBRICSのゴールドの保有量の推移ですが、このグラフ、BRICSのゴールドの保有量の増加率を見ていると、金本位制による共通通貨という話もありえなくもないかもしれません。
まあ、改めて考えてみれば、ゴールドとの引き換えとか、なんの保証もなく、お金という紙切れを発行し続けている今の世界が特殊といえば特殊ですよね。
そんな特殊とも言える世界の代表、基軸通貨が米ドル。
現在は、原油とか、いろんなもの取引はすべて米ドルで行われています。
たとえば、日本がサウジアラビア から原油を輸入する時も、一度、円を米ドルに変えて、リヤルを米ドルに変えて、取引を行っています。
こんな感じに、世界中の取引が米ドルを介しています。
そんな基軸通貨、米ドルは、ゴールドとの引き換えという保証もなく、ただただ、発行され続けられているわけです。(アメリカが紙に100ドルって書いて、「これ100ドルの価値な」と言えば、そうなる世界。本当、ジャイアンみたい。笑)
BRICSによる、自国通貨での決済、金本位制による共通通貨、というのは、これらの根本を覆すような話です。
BRICSのサミット、BRICSの今後は、本当に注目です。
アメリカの言いなりの日本が本当に心配です。
アメリカ側(西欧側)からの視点しかない日本が本当に心配です。
ではでは
BRICSサミットには93カ国が参加するようです。日本の立ち位置、外交が本当に心配です。