ChatGPTなどのAIによって大量の著作物が生産されている。人間とAIのクリエイティブの線引き、著作権などが曖昧な世界へ。
【ChatGPTで執筆した書籍」がAmazonで大量に売られている】
https://gigazine.net/news/20230222-chatgpt-book-amazon/
・「ChatGPTを用いて短時間で執筆した書籍」がAmazonに大量出品されている
・ChatGPTを用いた書籍執筆には、「インターネット上に公開されている他人の作品を、無意識に盗作してしまう」という問題が存在
・AIを用いた書籍の執筆は人力執筆と比べて非常に高速であることから、人間が記した書籍が市場で埋もれてしまう可能性も指摘
・AIが執筆した書籍は非常に退屈なものが多いという指摘も存在
【「AIで作成されたコミックの絵は著作権で保護されない」とアメリカ著作権局が宣言、作者は「素晴らしいニュース」と歓迎】
https://gigazine.net/news/20230224-us-copyright-ai-generated-comic-artwork/
・ニューヨークを拠点とするアーティストのクリス・カシュタノバ氏がAI画像生成サービスのMidjourneyを使用して作成した「Zarya of the Dawn」という作品の著作権が問題に
・著作権局は12月に入り、「イラストがAIによって生成されていたものであることを見過ごしていた」として、著作権を取り消す手続きを開始
・カシュタノバ氏は、改めて作品の内容や制作方法について説明した書簡を著作権局に送付
・著作権局は、画像以外の部分については著作権があると認めた
以上、記事引用参考
物理的にも精神的にも、人間とAIの境界線は曖昧になっていく?
世間では、ChatGPTの話題が盛り上がっていますね。
ChatGPTとは、人間のテキストを学習し、それに基づいて新しいテキストを生成する人工知能モデルです。
大学の論文をChatGPTに書かせて合格をもらったり、ニュースの記事をChatGPTが人間の代わりに書いたり、いろいろとすごいことになっております。
最近では、「富士山の高さは何メートル?」「〇〇の論文を〇〇文字以内に要約して」というような質問や依頼を、会話形式のように、ChatGPT(AI)が回答してくれるようになってきています。
ただ、現状は、ジャンルによっては精度や正確性が欠く部分もあるようです。(英語だと精度が高いけど、日本語だと精度が落ちる)
ChatGPTを使ったようなサイトやアプリなどが、乱立しておりますが、使い方には注意が必要だと思います。(まだまだ内容を信じ切ってはダメです)
ちなみに、ChatGPTとは少し違いますが、
AIが会話形式で、回答してくれるサイト。現状の私のおすすめは、
Perplexity AI: Ask Anything
https://www.perplexity.ai/
です。
ここは情報の引用元(情報源、情報のソース)も掲示してくれるので、回答された情報の信頼性は比較的高いです。
興味のある方はどうぞ。
ChatGPTの話で、前置きが大分長くなってしまいましたね。。上の記事の話に入ります。(ここまで長いのでなるべく簡潔に)
ChatGPTを使って本を出す人が増えています、「〇〇のテーマについて書いて」と指示すれば、バババーと書いてくれるのですから、楽なものです。
そして、ChatGPTではありませんが、画像生成AIを使用して作られたグラフィックノベル(コマ割りの画面で構成された、海外のマンガ形式の書籍やビジュアルブック)の著作権問題。
このように、AIが生成する著作物って、今後、大量に作られていくのでしょう。
AIが数秒で音楽を生成する話も今ではそんなに驚きません。
AIが書いた小説、漫画、AIが作った音楽など、すべては過去の作品を学習、参考にして作られています。
でも、よくよく考えてみれば、私たち人間(クリエイター)だって、過去の作品の影響を受け、学習、参考にしていることが多いです。
こう考えると、人間とAIのクリエイティブはどこまで差があるのでしょう。その差を定義するのが難しそうです。
だから、
何をもってして、完全なオリジナルと言えるのか、著作権侵害なのかどうかというのが曖昧になってくるような気がします。(AIと人間のクリエイティブが今後、曖昧になっていく)
そう考えると、
遠くない未来には、人間の体とAI(ロボット)は融合していくという話もあります。それは、もしかしたら、物理的な外側だけでなく、精神的な内側部分も人間とAI(ロボット)は融合していくのかもしれないと、想像を膨らませてしまう私なのでした。
ではでは
ChatGPTなどのAIが、あらゆることを実現してしまう光景を見ていると、「人間にしかできないことって何だろう?」と考えさせられます。