光の反射率98%「世界一白い塗料」。真っ白、真っ黒、真っ青??色の定義についていろいろ考える
【光の反射率約98%の「世界一白い塗料」をかつての半分以下の薄さで実現、飛行機や自動車の塗装へ利用可能なレベルに】
https://gigazine.net/news/20221005-the-most-whitist-paint-for-vehicles/
・パデュー大学機械工学部のシュウリン・ルァン教授の研究チームが開発する、光の反射率98.1%という「世界一白い塗料」を、反射率はほぼ同じでありながら、従来の半分以上の薄さで塗ることができる新塗料を開発
・「白い」ということは「当たった可視光線の波長をほとんど反射している」ことを意味する。つまり、光の反射率が高ければ高いほど、その物質は白いということになる。そして、光の反射率が高ければ、光の吸収率が低くなるので、光によって温まりにくくなる
・この塗料は飛行機や自動車、列車、宇宙船などの外装を冷却する可能性を秘めている
以上、記事引用参考
真っ白?真っ黒?じゃあ、真っ青、真っ赤は?色の定義について、おもしろおかしく考える
この記事を読んで、すぐに、前に書いたブログを思い出しました。↓
【警報の信号機はなぜ赤色?光の波長、反射について考えていったら、おもしろかった】
https://amimako.com/science-free-spectre-light-cmyk-red-wave-study/
このブログの中で、光を99%吸収しちゃう「ベンタブラック」という物質を紹介しているのですが、
今回は光を98.1%反射してしまう真っ白い塗料のお話。真っ黒とは真逆の真っ白の話です。
真っ黒、真っ白と聞いたら、真っ黄色、真っ青、真っ赤の定義みたいなもの。純粋な黄色、青、赤みたいなものってあるのかな?と、私はまたおもしろおかしく考えてしまいました。
そこで、すぐに考えついたのが、RGBやCYMK。
映像系、印刷系の仕事に関わっている人なら、すぐにわかるカラー用語です。(RGB=光の三原色、CMYK=色の三原色)
【RGB/CMYKとは? デザイン制作で注意すべき色の表現方法】
https://noveblo.com/rgb-cmyk/
ここでちょっとした実験です。
あなたがイメージする、純粋な赤、緑、青を思い描いてみてください。
↓下へスクロールしてみてください。(URLから画像を拝借)
RGB
RGBのデータ的には、R(Red)255、G(Green)255、B(Blue)255の部分が純粋な赤、緑、青、と言うことができると思います。
自分のイメージした色と比較してどうでしたか?
私は、自分がイメージした赤緑青よりも、大分明るい印象に感じました。
一応、参考まで、CMYKも載せておきますね。
ただ、CMYKは印刷物を対象にしたものなので、
おそらく、みなさんは、スマホやPCの画面でブログを見ているでしょうから、今回は参考にはならないと思います。光る画面越しで見ているので、今回はやはり光の三原色のRGBを参考にした方がいいでしょう。
ここまで、
純粋な赤や緑って?から、RGB、CMYKの話をしましたが、
そもそも、上述の真っ白、真っ黒は、99%と98.1%ですから、厳密に言えば、100%真っ白、真っ黒ではありません。^^
そして、その他の色についても、
この図を見てもらえばわかるように、厳密な赤や緑というものも、定義できないのかもしれません。
さらに言えば、私がイメージした青と、あなたがイメージした青は、きっと違う青色をしていると思います。
やっぱり、純粋な色の定義なんてできはしないんだと、改めて思うのでした。
さらにさらに、拡大思考すると、
ここまでの色の話を踏まえて、
「色」を「人間の個性」に置き換えて考えてもおもしろいかもしれませんね。
以上、真っ白、真っ黒の話から、
いろいろ、おもしろおかしく考えてみました。
ではでは
世の中に、真っ黒な人もいないし、真っ白な人もいません。人間は、ひとりひとりRGBを各自の比率で持っていると考えた方がいいのかもしれません。そして、人(色)と人(色)が出会い(混ざり)、新たな色が生まれていく。