長年の研究から、生産性と創造性は両立しないことは明確。時間、思考の使い方を考える

【効率重視で動く人の成果が逆に下がる意外な事情(自己満足で悪循環、判断力を創造性を低下させる)】
https://toyokeizai.net/articles/-/627627

 

・ここ数十年の研究でわかってきたこと。①時間効率の追求が判断力を下げる。②時間効率を上げるほど創造性が低下する

いくつものタスクを効率よくこなすうちに脳の処理能力が限界に達し、適切な選択をする能力が下がってしまう現象をトンネリングと言う

トンネリング状態になった人は平均でIQが13ポイントも下落する。この数値は、人が眠らずに一晩を過ごした際に起きるIQの低下度とほぼ変わらない(判断力低下)

効率性を追求してスピーディにタスクをこなすように指示されたグループは、そうでないグループに比べてタスクの処理量が約22%減(判断力低下)

仕事中に時間を強く意識した日は、そうでない日よりも創造的な思考の出現率が45%下がり、プロジェクトの成果も低下(創造性の低下)

思考には2タイプある。ひとつのことに意識を集中させ、特定の情報に脳のリソースを使う脳の使い方を「収束的思考」、頭の中にとりとめもないイメージや記憶を遊ばせる「拡散的思考」。

人間の脳は拡散と収束を同時に使えるようにはできておらず、集中力を高めようと思ったら創造性はあきらめるしかない

・マッキンゼーの調査によれば、現代の仕事の7割では創造的な発想が求められる

 

以上、記事引用参考

 

 



 

時間の使い方、思考の使い方を意識する

 

前に、こんなブログを書いたのを思い出しました。↓

 

【生産性と創造性は両立しない(研究結果)】
https://amimako.com/philosophy-productivity-creativity-compatibility-study/

 

上の記事で改めて、「やっぱりな」と再確認できました。

 

生産性(効率性)と創造性は両立しない

 

これは、私の経験、感覚からも、そう思います。

 

生産性と創造性の関係は、

どちらかを追い求めれば、もう一方が成り立たなくなる、というようなトレードオフ、ジレンマのような関係性なのでしょう。

 

これらのことを踏まえると、

 

時間の使い方は、2つのタイプの時間に分けて、スケジューリングした方がいいのだと思います。

 

・生産性、効率性を重視した時間(収束的思考の時間)

・創造性を発揮する時間(拡散的思考の時間)

 

間違っても、これらの2つを同時進行しようとしてはいけません。

私の場合で例えるならば、メールの処理をしながら作曲をするという感じでしょうか。(確実にどっちも中途半端になりますね。。)

 

ちなみに、

マルチタスクという言葉もありますが、脳科学的に、実際には同時進行できていないことがわかってきています。マルチタスクの実態は、瞬間瞬間でタスクを切り替えているというのが本当のところなようです。マルチタスクは効率どころか非効率ではないかという声も結構あります。

 

いずれにせよ、

生産性の時間、創造性の時間、しっかり、区分けして、タスクにあたった方がよさそうです。

 

上の記事で、もう一点、注目ポイントは、

効率を求めすぎて、判断力や創造性が低下している人たちは、低下していることに気づいていない(自覚がない)

 

、、という点です。

 

つまり、自己満足で「やった感」に浸って終わっているということです。

 

事実、長時間がんばったから、疲れたから、「やった感」に浸っている人は結構いると思います。

でも、

疲労感とやった感は別物です。

所要時間とやった感は別物です。

 

「本当のやった感」は、「成果や結果、形になった感、つながった感」だと私は思っています。逆に言えば、短時間でも、疲れていなくても、やった感を感じていい場合もあるということです。

 

こう言う私も気をつけなければいけないとは思っています。^^;

(Aメロ作るのに3日間かかったー、疲れたー、頑張ったー、みたいなこと、たまにあります。^^;)

 

効率、生産性、創造性、そして、成果に対する自己認識、などなど、

 

時間の使い方、思考の使い方は本当に大事だと改めて思うのでした。

 

ではでは

 

 

【スヴェンソンさんの音楽作りました】

 

 

時間の使い方としては、優先順位のつけ方も大事ですよね。そして、その優先は、「何を優先しているものなのか」というのも大事です。(仕事?プライベート?家族?お金?)

 

 

 

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