「人生は苦しい」ではなく、「人生は苦しいと感じやすい」。脳科学的に説明。
【「人生は楽しいことより苦しいことのほうが多い」そんなブッダの悟りは脳科学的にも正しい】
https://president.jp/articles/-/50445
・ブッダ曰く、「人生は苦である」「生きづらさは人生のデフォルト設定だ」(苦とは、絶望や苦悩だけでなく、虚しさ、不快さ、思い通りにいかないことへの苛立ちも含む)
・夏目漱石曰く、「のんきと見える人々も、心の底をたたいていみると、どこか悲しい音がする」
・これらは科学的な研究で裏づけられ、以下のようなことがわかってきている
・人間はネガティブなことを、状況によってはポジティブの3〜20倍強く感じる
・ネガティブな刺激に強く反応してしまうのは、人類に備わった共通のシステム(乳幼児でさえも)
・ポジティブな情報ほど長持ちしない(大金を手にしても、住む場所を変えても、愛する人と結ばれても、時がたてば、色褪せる)
・ネガティブに敏感なのは人類の生存本能からきている(ネガティブで危機管理が高い人類が生き残ってきた)
・恐怖を煽るようなネガティブなフェイクニュースが広まりやすいのも、このため
以上、記事引用参考。
「人生は苦しいもの」ではなく、「人生は苦しいと感じやすいもの」
「ネガティブはポジティブの3倍〜20倍も強く感じやすい」ということであれば、そりゃあ、「人生は苦しい」となりやすいですよね。
さらに、「嫌なことは残りやすいのに、良いことは忘れやすい」という性質も、「人生は苦しい」を生み出しやすくしています。
だから、人生は苦しいものだ?
違いますよね^^
正しくは「人生は苦しいと感じやすいもの」、です。
もっと言えば、
「良いこともたくさんあるはずなのに、人間は人生を苦しいと感じやすい」
、、ということではないでしょうか。
だって、3倍〜20倍もネガティブを感じやすいわけですからね。
逆に言えば、今感じているネガティブとポジティブの比率は、実際は全然違う比率かもしれない(ポジティブ比率がもっと高いかもしれない)、ということです。
常にニコニコしている私だって、心の底をたたいていみると、どこか悲しい音がするかもしれません。(漱石のこの言葉、いいですね、気に入りました。^^)
いや、実際、私もネガティブスパイラルに入る時があります。
でも、そこで少し立ち止まって冷静に考えてみるのが大事なのではないでしょうか。
「本当に苦しいばっかなの?」
「ネガティブは3倍〜20倍感じやすいんだよ」
「嫌なことは残りやすいのに、良いことは忘れやすいんだよ」
、、ってね。
「人生は苦しいと感じやすい」、でも本当に事実はそうなのでしょうか。
上記のような情報を知っていると知らないでは大きな差が出てくるかもしれませんね。
ネガティブ感度に負けずにポジティブ(良いこと)感度も上げていきましょう。
ではでは
ネガティブになっている人に、他人が「ポジティブになろうよ」と強要するのは違います。自分で気づいていかないとね。